2009年1月アーカイブ

名古屋3日間、首肩を鉄板に、足をスティックに探し回ったァ~。しか~し、ピッピッピン子さんになかなか巡り会えな~い。栄、大須、久屋大通、矢場町、千種、今池、覚王山...なんかはもう何回も廻ったし(目を閉じても歩けそう)、今日は思い切って星が丘、藤が丘まで足を伸ばしてみたんだけど...帯に短しタスキに何トカで、ホント~に「コレ、ピッ!」物件がナ~イ!

内実言っちゃうと...東京や大阪なんかと比べると家賃を含めた諸費用がペ~ンパイ(タイ語で高いやおまへんか!)な気がして...コレ、あくまでも個人的な主観。東京のお家賃はアパマンにしろテナントにしろ世界一だと思うけど、名古屋は何となくそれに匹敵するなぁ...生活のためのアパマンは低いようだけどね。

そんな訳で、今回の名古屋は単なる「避寒」になっちゃいました。それにしてもこの3日間の名古屋の気温ときたら、最高が15℃最低が10℃...ひょっとして愛知県は鹿児島県の近所だったの?コレって異常でしょ?雪が少なくて雨ばかり降ってる札幌の今冬も異常だけど、首肩の痛みには幸いでした。

 

待ちわびた、せっかくのマジスパ名古屋店。場所の選定も中途半端に妥協はしたくない。冬物バーゲンのセーターを白か黒かで迷ってるのと訳ちゃうんやから...。今後も(2月)足繁く通いまっす!名古屋のMSファンの皆さま、もう少しのご辛抱をお願いいたします。しかも、名古屋店は私こと泰山マスター自ら調理場にもホールにも立ちます故、ご期待もください!「でら、うみゃ~スープカレー!」を尾張名古屋の皆さんにお造りいたします!

 

明日、ホテルをチェックアウトした後、久々の大阪マジスパなにわ店に飛びまっせ~!なにわ店には恋人の「ピカリポン」が待っているのでござるよ。癒しのプリンス...ナニワ店のお客さまならご存知ですねぇ...なにわ店の「おおきにマスコット:ひかりちゃん」でっす!皆さまもどうかごひいきに!

名古屋は今日も雨だった

|

めでたく昨日、名古屋入り。もう名古屋には何度訪れているんだろう...そう、5年前に三越栄店の「北海道物産展」に出店したのが最初で、物産展には5回連続(春と秋)で出店。その後も度々足やクルマを運んでいるなァ~。しかも去年は「何としてでも年内(08年)に名古屋店をOPEN!」の思いがあったもんだからまぁ、カヨッタ通った...で、今年は初めて。

拙者、日本中歩き廻っていて、ここ数年は「名古屋の勢い」はホントに凄い!って圧倒されていたのでござるよ。特にあの「愛知万博」あり、トヨタの本社移転ありで、あの頃の名古屋超特急は止まらないんじゃないか!って市民は(私も)信じていたんじゃないかなぁ。

そんな名古屋エネルギーの、飛ぶ鳥を落とす勢いとは別に、物産展への出店がきっかけで、何だか親しみとか愛着感じて「愛知てる、出店を!」って意気込んだまでは正調。しかし、どこでどう変調になったのか気が付いたら着地予定ポイントが大幅にスベッて、大阪ナンバに不時着したのが3年前...得てして計画、予測、結婚(含恋愛)、人生とはそんなもの。しかも、「思い付き(宇宙)人生」の私のこと...。

それはそうと、この名古屋で去年から意識を集中してテナントを探しているんだけど、どうも今ひとつ、二つ「ピンッ!物件」がないのでござる。東京、大阪の時も歩きに歩いて最終的に「ピンッ!」だけで決定。モチロン何の予測、計算、計画性もナシ。下北店なんて不動産屋さんから「ホントにマコトであろうか?」「止めた方が良いのではござらぬか?」念を押されたくらいでありんす。

東京、大阪で店舗物件を探した時の倍以上は名古屋で歩いたり、探し続けてる。なのに、恋人はなっかなっか見つかんない...。原因はいくつかあると思うんだけど(立地とお家賃などのバランス)、結局は相思相愛のお相手(ピン子)が巡ってこない...ってことなのかもなぁ...。昨日今日だって雨降りしきる中を首、左肩の痛みを(札幌でのリハビリ、途中でリタイヤしたまんま)こらえつつ、探し廻っているのになぁ~「ピンはドコ...」「ピン子は何処に...」

それにしても名古屋は雨なのに寒くない、つ~か暖かい。1月であるというのに。15℃ですぞ!札幌とは雲泥の差じゃろ(そのまんま15℃)!ホントに真冬なのであろうか?恋人探しに来たはずなのに、今回も恋人は姿を隠したまま...ただの「避寒」に来たんじゃないんだってば。名古屋さん、誰かいい人(テナント)居(アリ)ませんかぁ~~~只今募集中でっす☆★☆

 

 

 

 

Sora003.JPG本日、リハビリの第2ラウンド。明後日から名古屋、そして大阪へと行かなきゃならないので、何とか左肩、ケンコー骨の痛みだけでも和らげておきたい。明日、もう一回リハビリできる。だが、たったの3日間だけで原状復帰はムリでしょう!と、理学療法士(PT:フィジカルセラピスト)さんからタイコ判を押されてしまった。そりゃあ、そうでしょう...けど、

「そこを何とか!」...そんな熱意は、時として不可能を可能に変えることだってある。PTさんに昨日の全コースのレベルアップをお願いね...けん引も、あの大嫌いだった電撃治療器も...(バブルジェットのウオーターベッドは最初からエクスタシーを求めてパワーアップする腹積もりだった)。首のけん引は、首部がスッポリ抜けない程度までなら、男らしくチャレンジした方が良さそう(イチ応、PTさんに確認した方が良いかも)。

で、恐怖の電撃マシーン。「痛みを消したい」その切なる思いは「ガンガン、メモリ上げちゃってくだはい」...自分でも信じられないリクエストを申し込んでしまった。大丈夫?は、は、は...い。私は目を閉じてその瞬間を待った...スイッチ・On。...ン...ンッ?ビリビリ攻めては来るけど、それほどでもナイ。「もうちょっと上げてもイイんですけど...」「シモムラさん、今日はこんくらいにしときましょ」

何十年も忌み嫌い、遠ざけていた電撃治療マシーンのパルス。それが驚くなかれ、一夜(1回)で電撃ピリピリ攻撃に対する「耐性」が生じたのである。単に慣れちゃっただけのことかもしれないけど、「慣れ」るってことはつまり、環境適応能力でしょ。私の肉体、精神はまだまだ如何様なシチュエーションにも、フレキシブルに対応可能。つまり、若さがある証しでもあるってことじゃん!ちょっと嬉しい。

耐性といえば「辛さ」も同じ。アジアを旅していて二日も過ぎれば屋台料理の激辛にも、あの独特でビミョ~なアジアの市街臭にも、大方の人は慣れてしまう。何しろ暑くて脳ミソ沸騰バーン、思考能力が著しく低下しちゃうのも原因だろうが、日本にいる時も同じ現象(辛味耐性上昇)が起きるのは誰もが経験すること(マジスパのカレーでね)。

根っからの辛党(又は辛さオンチ)も、世の中には少なからず棲息している。また、個人差はあるけれど一般的に「辛さの耐性」は割に上昇しやすく、抜けもしやすい。ウチは昔から諸外国からのお客さまも多数ご来店くださる。タイ、インドネシア方面(辛之国)からの留学生は来日して一ヶ月も過ぎると、とたんに「辛味弱体化」が顕著になって、ほとんどのアジア留学生たちは「日本人の舌(味)」に近付いちゃうんだよね。「涅槃」クラスでヒィ~ヒィ~呻いて、ギボさん(辛さに降参)する、自称元辛党のタイ人も珍しくない(地元のピッキヌーなのに)。

マジスパ戦士(スタッフ~)たちも、初めはお上品に「辛いのが苦手で...」とヘッピリ腰だったのが、カレーのG食(まかない)を食するうちに、ミルミル・エスカレート。その後、間もなく100%の戦士がへっちゃら~な顔で「虚空」まで飛んでしまう...そんなものです。

WHF(世界食糧計画)やWHO(世界保健機関)のレポートによると、全世界的に「男性より女性の方が圧倒的に辛さに強い」との統計結果がある(裏は取っていない)。つまり、男より女性の方があらゆる刺激や辛苦、痛みに対しての耐性が付きやすいということ=人間力が強いのだっ!

そりゃあ納得、とても道理にかなっている。マジスパの場合だと7:3の割合で涅槃~虚空レベルは女性のご注文が多い。女性が「辛さに強い」ってことは、(ツライと読めば)激痛、劇毒にも(太古の昔から王さま、殿のお毒味役は男と決まっている)、今流行のウイルスたちにも強いってことになる。

そしてまた環境順応(適応)能力だって軟弱な世の男どもより、ズ~ッと女性の方が抜きん出ているということは火を見るより明らかっ!例えば、アベックでドライブをしていて、万が一クラッシュが起きてしまったら、種の保存の法則からして「天は迷わず男を捨てる=女性を救いたもう」のでござるよ。人間のDNAはそんなふうに創られている。大量交通事故死をごらんあれ、圧倒的に女性の方の救命率が高いんだから。

平均寿命は日本は男(銀)女(金)とも世界のトップクラス。ほんでもって、どの国も女性の方が遙かに長生き...これじゃぁ、どのデータを拾っても男に救いがないやんか、って?実際、そうなんよ。だからこそ我々男種族はガムシャラに頑張らなきゃアキマヘンのや!もうすでに土俵際まで追い込まれているんやから、ゴタゴタ言わんと強固な精神論でも一発ブチかまして、意地(あったらの話)でも何かせ なアカンでぇ!

 

そこで、世の男組に贈る◇マジスパ五ケ条◇「一:ケンカするな、二:ケガするな、三:ケチらず、四:ケンキョに、五:ケッパレ!」

 

★本日の写真:スペイン・アンダルシア地方の空(コレは真実)

Toya-球.JPG実は、ここんとこず~っと左肩から左肩甲骨にかけて針を刺すような痛みを感じていて、それが昨日今日になって居ても立ってもガマンできない位の激痛に進化しちゃったもんだから、思わず近くの整形外科に命乞いに走った。X線でアレコレ検査の結果、頸椎(ケイツイ:首部)がトラブっているとのご宣託。

そりゃあそうだよね、もともと我々人類の祖先は四つ足で野山を駆けていたんだもの。それが、ちょっとずつ脳ミソが大きくなり始めて、そこそこ知恵も付けちゃって、高い所に隠しておいたヘソクリとか木の実を採るために、ムリに直立二本足で立ち上がった...その悪知恵以来何万年もの間、我々人類のご先祖様たちは我がBodyの根幹を成す脊椎・脊髄に重力の負担や圧迫をかけ続け、様々な病いの要因を作りだし、そして悲劇が始まったんだろうなぁ~。

唐突だけど私の場合、ルーツ(ご先祖様)は地球外惑星からのビジター。多分その(猿ではない)惑星の引力重力は地球の1/2位と(勝手に)思われる。だからなおのこと、そのエイリアンの子孫である私にとってこの地球の万有引力・重力は超~重く感じるのかもしれない。しかも、メタボっちゃったらモ ~、テーヘンディ。重力負担だって二乗三乗になるんでないかい。

いっそのこと人間社会を四つん這いに合うシステムにそっくり作り変えてしまえばいいかもしんない。ムリならせめてチンパンくんとかオランウーたんスタイルならどうでしょう?ホフク前進スタイルは見た目も不格好で、幅とってしゃ~ないし、一般的ではない&ヤリ過ぎとの意見もある。あの格好だと脊椎には負担も少ないであろうが、首をモタゲる際に頸椎が苦しそうだ。やはり、今さら直立二本足社会は変えられないのであろうか...今後の高齢化社会における医療費軽減の画期的なアイデアだと思うんだけどなぁ...。

診察の後、早速リハビリを勧められた。温パックは文句ナシに気持ちがイイ。首のけん引も初体験だったけど(ちょっとSMチックな佇まい)、うんと楽になるねぇ。で、苦手ナノダ...アノ電気ピリピリの治療器群。低周波であれ静電気であれ「電気」とネーミングされるバリバリ、ビリビリ系の攻撃にはめちゃ弱い。カミナリが近くで轟こうものなら、全身フィットの耐電ウルトラマンスーツに早業で着替えるのが特技(注:ドラえもんの着ぐるみではな~んも役に立たない)。

そんな中で、ちょっと新鮮に驚いたのが「ウオーターベッド・バブルジェットマッサージ」。あのジェットバス、ジャグジーのジェット気泡のようなものが、寝ているウオーターベッド(温水)の下から勢い良く、リズミカルに吹き上げて来る!こりゃあ~~~天国、極楽!ウチにもゼヒ欲しい位のシロモノ。毎晩、あんな献身的でチャーミングなベッドが待っているんだったら、タヌキ寝入りしっ放しだろうな~。

こうしてキーボードを叩いている今も、左肩は少しだけ疼いてる...ヤッパリ長年の勤続疲労なのかなぁ...それとも先週、地下街で若者たちのブレイクダンスに交じって、イキがって得意の高速ヘッドスピン掛けちゃったのがヨクなかったのかなぁ~。

ちなみに我々の業界用語で「や~や~、ネックスピンしなくってねぇ=首が廻らない=資金繰りに窮する」のように使う人もいれば、全く知らない人が多かったりもする。

 

★今日の写真:08年、洞爺湖サミット会場に突如飛来した銀色に輝く典型的な球形UFO。未だに、その物体とのコミニュケーションが取れておらず飛来目的は謎であるが、「プラズマ説」を唱える科学者もいれば、芸術的なオブジェだ!と主張する制作者(本人)も存在する。

祝!朝青龍優勝☆★☆

|

R0011195_edited.JPG大相撲千秋楽、朝青龍が優勝決定戦で白鵬を破って23回目の優勝...のシーンを丁度観ていた。あの貴乃花の優勝回数を上回って単独4位になったそうで、何はともあれお目出とうございますです。というのも朝青龍さんとは一寸した縁が...数年前、ベッキー&ベッキーママが札幌店に取材に来たTV「たべごろマンマ」で、マジスパは「スープカレー鍋」を作り、TVスタジオで横綱に食して頂いた。横綱は笑みを浮かべ大絶賛。「部屋のチャンコのメニューに入れとこ~」とまで言わせたのでござるよ!

ところで、最近の相撲はプロレスラーがマワシを付け、マゲを結って闘っている...何か別種の格闘技の国際試合を観ているような気がする。手に汗握って応援した、ふた昔前の大相撲の興奮がどうしても湧き上がってこない。昔と言ってもスゴイ昔のこと(モチロン戦後だけど)...栃若、柏鵬に始まって輪島、北の海、そして千代の海(もっと神代の昔は別としてこの頃が相撲の全盛期のような気がする)、せいぜい若貴くらいまでかなぁ...アンテナ張って見てたのは。原因はトーゼンながら唯一つ(巷でも言われているけど)、もうちょっと頑張って存在感出してよ~Made in Japan!ってこと。

まぁ、あらゆるものが国際化している時代。サッカーもプロ野球も外国の選手を入れたことによって全体が活性化、レベルアップにつながった...それも分る。大相撲始まって以来初の完全ヒール役、話題豊富なスモウレスラーが次々と記録を塗り替える...それも見方を変えればオモローイイのかもしれない。でも、「満員御礼」のタレ幕を張りたい、観客動員増を図って...国技存続のため...それで、面白けりゃイイってもんかなぁ...相撲は日本の国技じゃなかったっけ?

...と、まあ平たく考えればそうなんだけど、この「相撲界」だけ見ても政治的な裏面、経済的な側面、社会の背面跳びも絡んでくる。問題はもっと複雑で、根も深いのかもしれない。

以前の大相撲の土俵では道産子の大関、横綱が大活躍。大鵬、北の富士、北の湖、千代の富士...北海道は相撲力士の産地だった。当時、ウチ(父は開業医)に入院(登校拒否)していたガタイのイイ中学生を、あの先代貴乃花(親方)がスカウトに来たこともあった(結局はホームシックで田舎に舞い戻っちゃったみたいだけど)。ハングリーだったんだよね、昔の北海道は...都道府県別エンゲル係数が物語っているもの。

戦後の日本は急激な(今の中国のように)ミラクル経済発展を遂げ、高度成長時代を迎えた。その頃、マスコミは「一億総中流階級意識」を謳った。コツコツ正直一本槍で頑張ってきた我が日本国民は、その甲斐あって負戦後のジリ貧生活からおみごと脱出。貧乏人がいなくなった!?のである。そして大部分の国民が安住の巣を持ち、家電製品を揃え、豊かさをゲットした...のだ...と。

そうだ、きっとその辺りから、日本国民は個々の生活の(物質的な)豊かさを自覚、その代償として「我慢、忍耐」の心を忘れ、潜在的な「闘争本能」まで*ゴミステーションに(極地ではオシャレにこう呼ぶ)ためらいもなく捨ててしまったのかもしれない。コレ...「唯物得れば心失う」はプラスマイナスの宇宙法則。「金持ち争わず戦わず」は資産保持のための三次元法則。

結局、人生(ヒト)がモノ的豊かさをゲットする(お金持ちになる)と、ヒト科として何か大切なものを失なうもんだし、ど~しても精神的なネバリが弱くなって、(肉体的な)闘争本能なんか消えちゃう...ってことなの。それを思えば、(ストイックの極みの)ボクシング王者や各スポーツの世界チャンピオンが何回何年もタイトルを守ったり、勝ち続けるってことは素直に凄いことだと思うし、改めて尊敬しちゃうなぁ~!

こう見えても私、けっこうマルチアスリート。学生時代は中長距離の陸上部。剣道、柔道、茶道。草野球はエースで四番。スキー・スケートは準指級。ゴルフはシングル(もう打ち止め)。テニスでは本郷8丁目のアガシと呼ばれ。競馬は百発百中さっ(!?)。ウインドサーフィンなんかじゃ水難救助された勲章もある...そう、身長があともう10㎝あったらもう絶対にプロ野球界初のエースの4番バッター。しかも今頃は巨人か日ハムの監督に...今だから何とでも言えるんだってば。

今はホトンどスポーツしてないなぁ~。腕相撲、指相撲すらしていない。やってるとしたら何時だって「独り相撲」だもんなぁ~。360°からのブーイングをバネに優勝、朝青龍...アンタはエライ!

★今日の写真:闘争心のカタマリ「北海のヒグマ」出現!本場ではこんなに大きくてワイルドッ!

心と潜在意識を写すカメラ

|

Fuji02.JPGのサムネール画像毎日のブログ中にある写真はマイ・フォトコレクション。とても、上手とは言えませぬが物心ついた頃からずっとシャッターは押し続け。よって、かれこれ半世紀のキャリア?しかし経験が長いだけで、フォトコンテストに応募する訳でもなく、からっきしメカニカルオンチスト。分るのはせいぜいメーカー名くらいなもん。自他とも認める典型的なアナログース族(地球外惑星から高度な科学技術をもって飛来した宇宙人の子孫なのに...矛盾するんちゃう?)。

メカ音痴は何もカメラに限ったことじゃないけん。めっちゃクルマ好きなんやけど、エンジンルームを見るのが苦手でボンネットもなかなかご開帳しない(セルフ給油だって最近やっと慣れた)。家電や電気製品なら、せいぜいOn・Offのスイッチを触るくらい。時計もデジタルになると見てもピンと来なくて時感覚が消滅...だから持つなら針時計か正確さなら腹時計。

ATMに至っては(使用頻度が少ないからしゃ~ないけど)アレルギー反応が起きる。どだいあんな金属箱に命令しただけで、誰でも一発で現金を出せるなんて全くアンビリバボー。ある日(奈良のスーパーだった)、額に汗しながらATMに向かって奮闘していた。で、気が付くと後ろにいぶかし気な視線の長い列...「二度と触れるまい」...心に誓った。

携帯電話も多機能過ぎて(近年はあらゆる電気製品そうなんちゃう?)、使いこなすどころやおまへん。普通の通話、写真撮り、メール...と、いたってシンプル。PCがトラブろうもんならバンザ~イ、もうあきまへ~ん。基本的にメカニカしたモノは恐怖を感じるし、電気電子モノは説明書もマニュアルも無きに等しく「動けばイイ、見れたらイイ、映ればイイ」が私のスタンス。

そいでもって小学生の時、初めて手にしたカメラが知る人ぞ知る「フジペット」。カメラがまだ高値の華だった時代にファミリー向けに発売された名機(かな)。それからしばらく銀鉛写真(フィルム使用のカメラ)時代。今だとプロ写真家かマニアがコレクションで集める位なもんでしょう?んでもって解像度どうのこうのカマヘン、気にしないメカ音痴にとっては非常に便利なデジタルカメラ現わる!

PCの一般普及もスゴイと思う。がガが、デジカメはもう全人類が身体の一部の如く、当たり前に使っているけど、ホンマ便利なモン思いますわ。何より、失敗恐れず気軽にパシャパシャやれる(何かプロチック)のがGood。海外旅行にもフィルム何本も持っていく必要ナシ(あんな小さな&最近は安価なSDカードで何百枚も撮れるんやからスゴ!)。プリンタやモニターがあれば即、観れる!いちいちプリントアウト、めんどいアルバム整理なんてこともなく、膨大な枚数のゲージツ写真もPCにスッキリ保存でOKね。そう言えば街角のDPEさん風景、なくなったなぁ~。

ほいでもって私の場合、何~んにも考えず、頭カラッポ、意識を眠らせてアッチの街角パシャ...こっちの多民族パシャ...赤と青のグラデーションを描く夕焼けをパシャリンコ...後でその写真を(少し)冷静に見直すと、自分の(普段は気付かないでいる)潜在意識の視点や焦点が見えてくる。「自分は今現在、何を観ようとしているのか、どんな視点で物事を観ているのか...」そんなことが、客観的に分かってくる。つまり、無意識でパシャると被写体を写しているんじゃなくて、実は自分の心を映している...それが私にとっての写真。カメラの存在価値なり。

ずっと前のこと...ある有名写真家にお会いしてお話しする機会があった。彼のたまふ「オレに文才があれば小説家になっていた。絵心と技術があれば画家になっていた。たいして才能ないし、喰っていかなきゃならん。誰でもできるし簡単だから写真を撮ったんだよ」...それこそシンプルで、ごもっともで分かりやすいんだけど「食べるためにゲージツしてる」って、そう明確に生臭く宣言されると、どっか引っかかるしプチ幻滅もある。いくら喰うため生活のためとはいえプロなら観処、映し処が違うでしょ?それに「喰う」って表現は「生活感」が露骨で好きじゃない。やっぱり「食べる」が自然&柔和でしょ。

富士山が大好きで、富士山の見えるポジションにいたら思わずカシャります。ヒマラヤ山脈を初めて眺めた時は意味も理由も分らなかったけれど涙が出てきました。Mt.Fujiも毎度、私の涙腺を責め立ててくれます。何と、メデタイことに下北マジスパ近くの自宅マンションからは(快晴条件)富士山が眺望可能!超越幸運也!度々感涙也!(*今日の写真:遠く富士山が見える

★因みに元旦の銀河の写真は、数年前に愛船(myUFO)を駆って銀河宇宙全体会議に飛んだ際、記念に船窓から撮ったもの(か定かではない?)。ワープした瞬間にパシャったものですから、少々歪んでいますねぇ~。

 

 

 

北極のサイキック気象予報士

|

Mt.Fuji01.JPG昨日、札幌に戻って「妙にオカシイ」と思ったら、それもそのハズ昨日は東京よりも札幌の気温が上回っていた。昨夜からの暴風雨(今ドキ!)は、今日も一日中続いて三月下旬四月上旬の気温だって!ナント札幌8度、小樽は11度(新記録)。しかも一月の真冬日(最高気温が+にならない)が今日までたったの2日間だけ...コレは相当オカシイ、尋常じゃない!雪まつり製作途中の雪像は崩れ出すわ、スケートリンクは閉鎖されるわ、湖の氷上シシャモ釣りもできないわ、わ、わ。

個人的にはお天道さんがキラリンコ照っているだけで200%満足&元気宇宙人。別に気象予報士を目指しているわけじゃないけど、飲食業とか接客業なんて仕事を長いことしていると気掛かりなのは毎日の空模様...せっかく遠路遙々お客さまがご来店下さるんですから...お店の定休日にピーカンだったりすると何だか勿体なくて、お客さまのためにその陽光を取っておきたい!って、真剣に考えるくらいです。

お天気チャンネルをズ~っとボ~っと観るのは嫌いやないし、気圧配置から見て今後の予測もできるんやけどそれより、空を眺めたり風の吹き具合い、漂う気配いを感じたり...サードアイセンサーの威力でプロの気象予報士より私の予測の方が高打率(なんてことも)。何てったって、たとえ「明日の雨確率150%」になろうとも、必要とあらば「超念力パワー」で、そこん処だけ、ガセン強引に陽を照らしてみせる(ことだってありかも)。

1930年代の世界大恐慌よりも現代の経済的クライシスの方がワールドワイドで深刻と言われているけれど、人類の存亡にかかわる地球規模の環境クライシスも近年はリアリティを増して怖い。普通なら「異常気象」なんてものは数十年に一回あるかないかのイメージ。でも20世紀から今世紀にかけては毎年、年中行事のように「記録的~」とか「異常気象」が叫ばれてる。毎年異常なら異常がレギュラーになっちゃうでしょ?我々現代人は(経済であれ環境であれ)そんなクライシスの情報が過多な故に、心の何処かで割り切って諦めているか、それともヘンに慣れてしまっているような気がする。

台風、地震もめったに来ない起きない、マックスな事件もそれほどない道産子(特に札幌人)ならなおのこと、非常用持出袋の用意も殆どの民はしてない(に違いない)。でもって「そんなのカンケーね~」か、他の大都市なら「もうすっかり心の準備できとるけんね」みたいなスキや油断がアブナイ。

「天変地異と(税&借)金の取り立ては忘れた頃にやってくる」...は、往々にして「その時」を迎えて初めて悟るもの。かと言って「後悔先に立たず」で、自分一人だけ生き残ろうと必死に情報収集したり、あれこれ秘策を錬る姑息なサバイバリストは絶対、性に合わない。そして、貯金も燃料もOK!準備万端!のシッカリストでもチャッカリストでもない。昔から全てのイベントに於いて、一夜漬けのみで頑張る優秀な学生であった(お尻の導火線に火が付かなきゃ発射しない)。しかし「備えあれば憂いなし」であることも真理。

そこでヤッパリ、再度フタタビ「元気があれば何でもできちゃうんだぞ!」に帰結する。身体さえ健康で元気ハツラツしてたら頭脳、心魂も健全。モノの考え方も意欲的、上昇思考、ポジティブになれる。カラダもココロも元気ならどんな非常時であれ、どんなシチュエーションの優先順位だって数ランクも間違えることはない。

そして判断力、決断力、瞬発的な行動力が(何かの起爆剤=スパイスによって)冴えわたれば、トータルした人間力も増強する。誰でも望めば...スーパーマン、バットマン、ウルトラマン、マジスパイダーに瞬間変身できるってもんさ!クライシスだって向こうが避けて通る!もォ~怖いもんナシ!謙虚に学び、意識offらず、常に思考するクセを付けることはモチロン大切。でも、大脳の性能以上に深く考え過ぎてオーバーヒートするより、時にはカンタンにまとめることがあってもイイ...簡単伊豆ベストだかんね。

10日振りの札幌は意外に...

|

イ-カラー青赤光.jpg10日振りで東京経由で札幌に舞い戻ってきました。千歳空港に着いて「ン、寒くない!」まず感じましたね。覚悟して外に出ても...別に極寒を期待していた訳じゃないけど、道路は凍っていないし吐く息も寒々していない...札幌までの高速道路も冬を感じさせないくらい快適そのもの。10日前に出発した時は北海道全体が大荒れの天気。ブリザードが吹き荒れ、視界ゼロ...飛行機もやっと乗り込んだ以降の便は全便欠航...それがまるで嘘のような久々の我が北海道。

一月も中旬というのに雨が降ったり、夜になってもアイスバーンにならなかったり...ヤッパリ変です。寒いのがめっちゃイヤやし、苦手なんでマジスパの南下作戦を画策しているんだけど、ここ数年の冬は北極らしくなくて妙です。もうあと二週間もすると極地名物「雪まつり」が始まるんだけど、近年はずっと雪不足で近郊の山々から白くキレイな雪を運んで来なきゃ雪像も作れない状態。ドカ雪降っても温暖化なのですぐに溶けちゃうし、雪や寒さが好きだの嫌いだの言う前に何か不気味ではあります。

東京を発つ前にマジスパ下北店で森永さん、東急AGCさんとお会いして2月3日発売の「マジスパプリン」の完成品(チャイプリン&ココナツプリンの2種類)に対面&試食。自分で言うのもナンですが...流石にウマ~イッ!パッケージもマジスパらしくキンキラキン!ところで今日は「カレーの日」だったのかぁ~!カレー屋が忘れている!まあ、私にしてみれば365日華麗なる日々なもんでねぇ...で、本日プレス発表とのこと。全国のコンビニ&スーパーで発売しますのでゼヒぜひ!(マジスパCMになっちゃいました)

森永、広報さんから「こうした製品とのコラボをどう思いますか?」との質問。これには明確な答えがあります。第一に(明治製菓さんが作っているレトルトカレーもそうですが)、基本的にロイヤリティーなどの収益金は「アジアの恵まれない環境に暮らす子供たちの救済」のために、ということ。

マジスパを始めてから15年の間、毎年1、2回のスパ旅で現地に飛び、直接エネルギー(皆さんからお預かりした募金)を運び続けてきました。実はこのことがマジスパが存在する意味、マジスパの使命だと自覚しています。たとえその規模が小さくても、国家間の援助やNPO、NGOの活動とは全く主旨も行動も内容も異にして、マジスパが全く「経費を掛けずエネルギーを現地にダイレクトに届ける」ことに大きな意義がある!そう、思っています。

それと「カレーは華麗なるトータルエンタメだ」「みなさんにワクワクサプライズを」...と、標ぼうしているマジスパ。エリアや街に暮らす人たちが少しでも元気なったり、小さな幸福気分を味わえたり...そのきっかけになるのであれば「何でもヤリマスピリット!」なのです。世の中、毎日飽きずにネガティブなニュースばっかり。でも、ささやかだってヒカリを見つけて手に取れば、周囲からどんどん光のエネルギーが集まってくるってもんです。

 

 

スープカレー誕生!その6

|

イ-仏像01.jpgのサムネール画像「本場の味をお届け」だとか「本格的~料理」ってよく見かけるけど本場の料理ってその国の漂う空気や自然環境の中で(単に味覚だけじゃなくて)五感で食するから美味なんだべさ!現地屋台料理がそっくりそのまま日本の食卓に上がろうもんなら、現地の感動が半減どころか食べる意欲も失うってもんでしょ。そこでソトアヤムを和人の味覚にフィットする、カレーと呼んでも納得できる香草アレンジに魔法チャレンジ!そこがプロ料理人としての腕や右脳の見せ処なんでないかい?

もともと私は和、洋、中料理の辛系素材とか辛薬味は大好物で強い。ただ「辛さ」はすぐに慣れて耐性ができてしまうので、耐性ができないよう意識的にコントロールしてる。超辛に慣れてしまったらレギュラーベーススープを創るのに微妙な辛さが不確実になってしまうでしょ?辛味香辛料だけを増量して辛さだけを競うような料理なんてのも芸がない。

それに薬草、香草、漢方などの類いには軽くも重くも「禁忌」という注意すべき基本ルールがあって配合やその分量を間違えたりすると身体はもちろん、心(心理的)にあまり良くない影響を及ぼすことだってある。そこで...和風カレーは別として最近ちょっと気になってること...特にNEWOPENのインドカレーやスープカレー店がそう。オリジナルな個性演出のために香味が強いスパイスをムリに強調していたり、極端なバランスだったり、コクを出すためにやたらオイリーに仕上げたり、辛さを増すのに唐辛子やチリを単純に多くするだけだったり...そんなワイルドエスニック料理を出している処がある。そんな料理を口にしたら最後、美味しい不味いを言う前にお手洗いに直行...気を付けねば!

「辛くてアッサリしているんだけどコクや深みを感じるソトアヤム」それが一番のテーマ。そのためには辛味を増すスパイスと辛味を抑えるスパイスやシーズニングを、タテ糸とヨコ糸で機を織るように組み合わせてコラボしながら、しかもクドくならないように料理を仕上げていく...企業秘密保護法に抵触するので具体的なスパイスやシーズニングは書けまっしぇん...それからアジア各国料理レシピの「これぞ!」パーツをイイとこ取りする。それがスパイス和平への道!「辛い」をカライとかツライとか読ませるんじゃなく「辛いはウマイと叫ばせる」料理を創る...その道を極める...まさしく極道!

ミヤンマーあたりを境い目にして主に(パキスタン・インドから)西は(小)麦、(タイ・カンボジアから)東は米の文化圏に分かれる(ベトナムは旧仏植民地だったからパン食)。同じスパイス料理でも主食がパンやナン類とお米とではかなりの違い。私は米人(アメリカ人ではない)だから毎日、西側の料理ばかりだと飽きる。めっちゃ辛いのが好っきやねんけど、インドタイプのカレーを激辛で食すると何時も胃腸が反応して(ビロウだけど)シャワーになるけんね。だから西側のエキスを頂いてタイ、インドネシアなんかの辛口料理を編曲、脚色した方が米食和人には合う!ヒントでピンとヒット!

ダイジェスト版ですがマジスパのスープカレーはインドネシアのソトアヤムをルーツにして、そんな流れで出来上がりました。でもまだまだ完成じゃありません。そもそも料理は常に生きているものだから、料理や味覚の追求に完成だとかフィニッシュなんて終止符はない。万人に対してパーフェクトな料理だって存在しない。100人いたら100の味覚と舌がある。でも、お母さんの味噌汁だけは別格。お母さんの作る「おミソ汁」は、お母さんの喜怒哀楽の波動がだし汁や具に込められ、それが浮いたり沈んだり...そこはかとなく感じるから世界一美味しい汁(スープ)料理!

マジスパのスープカレーはそんな「お母さんの味噌汁」が夢の目標。スープカレーだとpHだって他の料理より体液に近いから滋養強壮成分はスムースに吸収されやすいだろうし、母のLoveには足元にも及ばないけど、みなぎるPowerとドラマティックなStoryは負けちゃいない。このスパイス料理の必須三要素「Love,Power,Story」のボルテージが、創る料理のインパクトになると信じているんです。

カレーやスパイス、宇宙やマカ不思議の話をしていると私はもう止まりまセブン。この調子でいくと「その100」だって行っちまいそうです。で、とりあえずこの巻はピリオドに。突然ですが、明日から急きょ名古屋方面に飛ぶことになり、次なる展開に集中しなくちゃなりません。頭が不器用なのでアレもコレもは不可能...故に一週間は泰山ブログをお休みいたします。読んで下さった方々、ありがとうございます。次回までマジスパ戦士とスープカレーを食しつつ、ご歓談ください!

 

 

スープカレー誕生!その5

|

スパイス02.JPG「スープカレーが札幌で人気になった理由は?」「スープカレーが札幌で生まれた必然性はあるんですか?」そんなことを取材の時によく質問される。北海道には鍋料理が多いだとか、道産子は汁物を好む、とか少しは影響あるんだろうけど、正直私も分かりまっしぇん。だいたい人気になるっていうより、意図的に仕掛けた訳じゃなし、絶対に売れない!って確信の方が強かった位だから本人も不思議に感じてる。北海道の食文化を考えればまさに奇跡!必然性っていうより、たまたま私が札幌に住んでいて、そこで始めたから「札幌発」になっただけのことだべさ。横浜の伊勢佐木町に住んでいたら横浜発じゃん、大阪生まれだったら大阪発になってたかもしれへん。

アジア(主に赤道近辺)の魅力は途方もなく幅が広くて奥行きも深い。天(国)と地(獄)が入り混じったマンダラ世界がそこかしこに点在、展開している。それに、あたかも万華鏡を眺めるかのようなアジアのカオス的フードは秀逸!路地の屋台料理から松、竹、梅級レストランに至るまで、どの料理をとっても魔法的、魅力的、宇宙的。

何十年も前から聖地巡礼の如く幾度もアジアを旅して毎度感動するのは、彼らの主観的特徴...能天気&見た目元気!失礼だが大部分の人々は経済的に豊かではない(というより極貧が多い)、家庭環境や医療事情だってお世辞にも恵まれてるとは言えない。でも100%ポジティブで健康的で元気!この世に生を受けた日から一生、熱帯暮らしなんだからあまり物事をつきつめたり深く洞察する...なんてことはない。トラブルが発生したって、ミサイルが撃ち込まれたってエブリシング「ノープロブレム、マイペンライ」...

それは心身健康のための万国共通の秘訣。熱帯アジア民族の直球元気、恥を恐れぬパワーの源...その秘密は彼らの食生活にある!日常食する料理の中に、無限に広がるホットでミラクルなスパイスワールド。数々のスパイスや唐辛子の辛さの中に秘められた、強力で即効的な健康保持のための薬理効果を代々伝承の文化としてアタリマエに、そして見事に毎日の食生活に摂り入れている。民間医療にも様々ござるが、「医食同源」「食の原点」アジアの屋台にアリ!私は小さな悟りを得た。

マジスパはそんなミラクル&スパイシー宇宙を如何に表現してどんなカタチ(料理)にする?で、即思い付いたのがインドネシア、バリを旅した際、毎日でも飽きずに食した「ソト・アヤム」だった。インド・パキスタン料理、スリランカ料理、ミヤンマー料理、アジアと欧州文化を融合した中東・トルコ料理(世界三大料理?誰が選んだの?)たちも捨て難い。ばってん、ソト・アヤム!

フランスやスペインに行けばEUの味覚に修正、インドの大地を踏んだらインドの舌になる。無意識にそうなっちゃうんだけど、環境や風土に味覚を合わさなくっちゃ楽しい旅なんかできやしない。水質だって日本とはゼンゼン違うんやからね。それにしても朝から晩までギー(牛脂)をたっぷり使った全てがカレー風味のインド料理は胃にツライ。タイのケーンやベトナムカレーのココナツミルクも、チャイナ系カレーで特徴的な八角(スターアニス)、ウーシャンフェン(八角混入)風味も決定的白旗。以前はどれも大の付く好物だったけど、ある日を境に拒否反応を起こすように...今ではトラウマ的嫌悪。ついでにパクチー(コリアンダー)も隠し味以外はあきまへ~ん。

その点、インドネシア料理(フィリピン料理も同じく)は日本とアジアがイイ感じでクロスオーバーしていて「うま味」を感じる我がジャポネスの味覚には良く合う。マレー料理にもあるホットチリソースの「サンバル」もただ辛いだけじゃなくて、カピ(海老の塩漬け)を練り込んでいるために程良く辛ウマを演出てくれる。そこなんだよね!私がソトアヤムに惚れこんだ理由は。ソトアヤムにサンバルをブッかけて、インディカ米でサラサラとイタダク...でも日本で、しかも専門店でそのままじゃあ淋しい。インドネシア風茶漬け屋になりかねない...何か今一つ強烈なインパクトが欲しい...そこで私はありったけのシナプス(脳神経細胞)電気信号を走らせた!

《長きに渡ってスミマセン。6へと続きます》

 

スープカレー誕生!その4

|

MBK1.JPG何処のどなたか分らへんけど「チェックしに来たぁ~」は、看板を掲げている他人のお店に入ってきてイキナリ...いくらなんでもそりゃあナイっしょ!傍若無人とはまさにこの横柄な態度そのものではないか。外には当時名を馳せていた某有名カレー店のロゴが入った車が横付け。露骨過ぎだっつ~のっ!流石に私もカッチ~ンと肝に来た。BS時代までは飲食道に従って間口を広く、90%のお客さまが納得する料理作り、イエスを無理強いする「エブリバディ、カッモーン」のコンセプトだったけど、今はチャウんだぞ。ハナっから文句を言ったり、クレームを付けたりするくらいなら、ムリに来てもらわなくってもかまへん~ヒトコト言わせてもらいますけどねぇ...と、当店の誇大CMを放とうとしたら...

その時店内にいた6,7人の数少ないそれでも毎日のように通ってエネルギーを届けてくれていたお客さま連合が一斉に「マジスパのスープカレーってのはね...」「ここのマスターって人はねぇ...」と大合唱!しかも、こちらがハズかしくなるくらいオーバーな表現でマジスパ賛歌のアカペラを歌ってくれちゃった!言うまでもなくそのご夫婦はカラダを1/2位に縮めて、味チェックどころじゃない早食いの後、脱兎の如く退散。感動したっ!「コレこれコレなんだ!」魂の中で感涙にむせんで叫んだ!こんな温か~いファミリー感、一体感のある宇宙空間を創りたい思うてたんよ~!

「MagicSpice」の看板だけで、一体全体何をやっているんだか分らへん、あたかも新手の宗教を思わせる怪しげな店。しかも「スープカレー」???何処から渡来したのか分らない、世間を惑わす正体不明な料理を出しモノにしている。中古集合アパート一階、ケバケバしくドキツい真っ赤な玄関ドア...そんな店に入場する人は、かなり勇気ある人、人並み外れた好奇心と直感の持ち主、カン違い...ノーマル神経の民なら少しは気になりつつも完ぺキ無視の店。「オウム帰れっ!」って、プラカードで宣伝してもらったこともあったりしてね。

一日ホンマ数人の来客。「この千載一遇のチャンスを逃さへんで!」...私は一人一人のお客さんと座って顔を合わせて話し込んだ。軽くスープカレー講座でプロローグ、アジアの旅物語で右ジャブを打って、摩訶不思議宇宙論。UFOツアー観光案内。超能力マニュアル。コンスピラシー談義。そして本題スパイスの秘密と裏ワザやアングラ・ディープな世界まで、ノッてくると朝4、5時までなんてしょっちゅう。毎日寝不足でカレーを仕込むハメになった。これじゃお客さん同士だって、誰だって家族や友だち感覚になっちゃうよ、自然に。

マジスパ創世期当時の患者(お客)さんといえばドロップアウト気味の大学生、パソコン通信(当時は花盛り)仲間、正体不明の幽霊組合くらいなもんで、彼たちがマジスパを支え育ててくれたも同然。「こうあるべきだよ」「これはこうでなきゃダメ」そんな固定観念、既成概念、キッチリカッキリ方程式なんてもんは一切ない自由発想人ばかり。じゃなきゃこの料理をカレーとは絶対に認めたりしなかっただろうし、私の仕掛けた罠にシンプルにハマることもなかった。よって彼らは「スープカレー」を初めて受け入れたフロンティアスピリットに溢れた種族!&その後現在に至るまで、心広く受け入れてくれた流浪の民族にも幸あれ!

私の話しは(トークも同じ)、ローラーコースター的ではありますが、アッチに飛んだりコッチに迂回したりと軌道が定まらないのが特徴です(人生も同じ)。朝礼やミーティングの時もそう。「アレッ!何のハナシだったっけ?」はしょっちゅう。だから読みにっくい、とか疲れるっ、などの不平不満も多々ございましょうが、当店のカレーと同じくお気に召さない場合は消去の刑に処してくださいまし。引き続きお読みになられる奇特な御方はその処、ご了解の上よろしゅ~おたの申し上げますでござ~る。

《まだまだこの巻5に続くでござる》

スープカレー誕生!その3

|

ナンバグリコ1.JPGマジスパ以前のレストラン「BIGSUN」では何かにつけ華々しくやっていたが、クローズするに当たっては個人的に何も残せなくてもいいから借金も残さない。「人生の再出発は真っ白、0からのスタートでやるしかないっしょ!」と考えていたのでBS(BIGSUN)の財産やその後の契約権利などは、きれいサッパリ両親(今は他界しています)に全て潔く渡してしまった。(その時から現在まで続く韓流ドラマチックな内なるストーリーは、あまりにナマナマしいので書きまヘン)

飲食店を立ち上げるためにはハード面(内装や食器、調理器具など)を揃えることと、その後のソフト面(食材の仕入れ)をいかに管理、コントロールするか、規模の大小にかかわらずたとえ左脳を使わずとも最低限、必要でしょ。マジスパOPEN後、ご来客といっても数週間は日にヒトケタだったから、近くのスーパーや野菜屋サンの仕入れで十分。シカシ...である。お客さんが来ないものだから必然結果で売上もナイ!仕入れる資金メダルもナイ!そこでBS時代に長いこと取引をしていた数社の業者さんにお願いしてみた。

ガガガ、である。「社長ォ~(以前はそう呼ばれていた。私のように能力や適性がない人間が社長とか先生などと呼ばれると堕落するしロクなことはない)、カンベンしちくださいヨ~」「人手も足りないし、忙しくってねぇ...」 トホホ...いつ来るか分からない極めて少量の注文にイチイチ応えている暇なんてありまっしぇん、ということなのね。おまけにBS時代のコーディネートとは著しく異なるマジスパでの正装、エプロン&テレパン(レーヨン製のテレテレしたアジアンパンツ)ユニフォーム姿の私をシゲシゲと見下しつつ憐れんだ様子を見せながらも、お断りっ!だと。人は見た目100%なのだ!少しばかりの希望を抱いて叩いた「~金融公庫」の門でも、若き担当者は聞く耳持たずだったし...そもそも世の中ってのは民間であれ国家のシステムであれ、落武者や引き潮の民にはひどく冷酷なのである。我々のような弱小零細企業、家内制手工業には初めっから終りまでセーフティネットなんてありゃしない。その時もまた浮世の儚さを再痛感したっけ。

《で、やっと2の続き。この分だと4.5に行きそ~》

「コレってカレーじゃないべサぁ~」「スープカレーってなんやねん。けったいなモンやなぁ~」「カレー如きにこないな値段はナイではござらぬか」...云々、日々ご来店の数少ないお客さまの評判はすこぶる上々だった。スリランカカリーのA店のTマスター(私が高校時代からのお付き合い、現在はご勇退)、S店のMマスターも同じようなご意見。元々辛口のTマスターに至っては未だマジスパカレーを食していないのに「シモケ(高校時代のホーリーネーム)、そんな名前じゃ売れんべや~。変えれ、(スープ名を)取れ」と予想通りシカと好評を頂いたのである。

前記インドカレー店のダニエル社長(流暢な日本語を話すインド人。30年来の友人)とジャンパルさん(古くから父の患者さんでもあるチべット人)は二人ともポジティブシンキング人。全てがノープロブレムだから「スキナコトハジメタ、ベリーハッピーネ!」「ガンバレ!GoGo!」とこれまた励まされたのかバカにされたのかワケワカラン脳天気一本勝ち。

基本的に飲食店は「待ち」の商い。商い中(営業中)は「春夏冬中」って表示してるお店もある。秋がないから商いなのね。だから飽きないでやるしかないワケ。「100人に一人、1000人に一人でもいいから、その一人に感動の絶叫をさせるのがモノホンのゲージツなのら!」...料理は芸術だ、アートだ、エンタメだ!とこの極道を歩き始めたころから叫んでいたワタシ。でも現実にそんな状況が長く続くとスマイルもドコかぎこちなく、顔面の一部分も引きつってケーレン止まらず、「何を待っているのか」すら訳ワカンナイ状態になってしまった。

マジスパがOPENして二週間が過ぎたある夜のこと、身なりの整ったご夫婦らしき中年のお客さまがやって来た。店に入るなり、そのイデタチからは想像もできない下品でデリカシーのカケラもないダミ声で遠吠えた、「チェックしに来たぞ~!」

《予言通り 4へ続く》

1時間くらい前にTVで幸四郎クンが木梨さんの「未来創造堂」という番組に、今日のゲストで出ているというので観ていたんだけど(そう言えばチョット前に日テレさんから取材を受けたと下北から連絡があった)、ちょうど今、正に「スープカレーのルーツ」についてのブログを書いている最中なんだよ、幸四郎クン!何度もお話ししたでしょう?なのにウチのカレーを食べながら、A店のことを元祖っぽくコメントしていたねぇ~ちゃ~うんじゃない?今度来たら再度念を押して説明しなくちゃなんないかもね!

しかも「カレー屋やりたい」とか言って、あちこちのスープを混ぜ込んだりスパイス大胆に投げ入れてたよ~(まぁ、私のスパイス料理も大胆さにかけては同じようなもんだけど...)。ちょっと話してくれたら即席でもポイントをレクチャーしてあげたのになぁ...本格的に考えてるんだったら、マジスパ京都支店からでも始めてみる?ホントは昨日の続きになる処なんだけど突然&タイムリーに幸四郎クンが乱入したので一言入れちゃいました。

スープカレー誕生!その2

|

ココナツジュース.JPG《1からの続き》10月10日開店にこぎつけたまではヨカッタけれど、食べ盛りの二人の子供たちを抱え、平和な家庭を続けていくには純な喫茶店だけでは難しい。しかも開店から3日間はお客さんもほとんど入ってきやしないしねぇ...4人のお尻に少々火が付き始めた。「食の原点に戻って、大衆に迎合するだけじゃなく本当に作りたい料理を創り出そうじゃないか!」...気だけは確かだった。

極(食)道にカムバックしたとはいえ、それまでの90%の人にイエスと言わせる「可もなく不可もなし」料理作りにウンザリしていた。かと言ってアジアンエスニック料理まで幅を広げるほどのキッチンもない...「そうだ、やっぱりソトアヤム!」それは家族全員の大好物。88年頃から何度か訪れていたバリの屋台料理がイタくお気に入り。家でもBIGSUNの突然MENUでも身内ではお馴染みのインドネシア料理。ソトはスープ、アヤムはチキンの意。つまりスパイシーなチキンスープってこと。「よ~し、コレでいこうよ」皆の意見が文句なく一致した。専門店らしくアレンジしてね。

それにしても「ソトアヤム」じゃインパクトないな~知名度なんて0だし...インドネシアカレーでもやっぱり同じようなもん。「じゃあ、スープカレーにしよか?」そのまんまだけど、分かりやすくてシンプルでイイんじゃない。OPENしたばっかりだけど2日間休んで(それが水・木定休の原因)、完成形のイメージレシピを創り上げ世界初の「スープカレー屋」がめでたくスタート!...が、しかし、開店したその月末になってもお客さんの足は遠~いまま。「受けないのは覚悟の上、売れない自信もあったし...」とはいえ、辛い日々が続いた。

そもそも北海道という処は「進取の気鋭が盛んな」気質の持ち主が広く生息している。新しい文化を採り入れ熟成して全国に発信する...そう、フロンティアスピリットと言えば北海道じゃない?「日本で初めての~」は北海道の小樽、函館に数多くあるのです。でも、こと「食文化」となると一転して保守的、排他的。それもそのはず、尊敬するあの動物行動学の故L・ワトソン博士(08/6/25没)も絶賛する大自然がこの北の島には広がっていて、山海の幸が豊富。新鮮な素材は手間ヒマかけず、あっさり焼いたり煮たりで塩、醤油をパパッとこしらえるが美味ね...そう信じ切っている民族に新たなる料理なんてもんは無意味なこと...

実際、首都圏でどんなに好評を博した新商品(料理)でも北海道で爆発的に花開くことは稀で、基本的に知らない物は食しない、食べたことがない料理は敬遠する傾向があるのと、それほど「食」に関して北方民族は執着心がない。そんな食の北極圏で「スープカレー」などと呼んでしまったもんだから、さ~タイヘン!

93年当時は札幌市内にカレー専門店は16軒。その中で本格的インドカレーを提供していたのはT店(オーナーはインド人)とH店(オーナーはチベット人)。で、スープ状のカレーはA店とS店。この2軒は「スリランカカリー」の大御所でもある。私も札幌で40年ほどこの極道を歩いているので、どの店のオーナーとも旧知の仲。

スープカレーがウケない自信はあったものの、想像を絶するあまりの不入りに時間を持て余して、カレー店では先達の各店に挨拶回りに出かけた...《長くなりそうなので3へ続く》

 

 

 

スープカレー誕生!その1

|

タイ薬味いれ.JPGのサムネール画像今日は冬の北国では珍しく一日中、青空の広がる晴天。冬の間中、うねった偏西風は日本海でたっぷり湿り気をもらって、それが日本列島の山脈に直撃して雪になり、石狩平野の街々に白い恋人たちを運んでくる。だから札幌の冬は何時も曇天続き。予報がハズれて今日みたいな晴れになると、それだけで何となく得した気分だね。日差しは雪にキラキラ反射して部屋の中でも眩しいし、日没も関西方面と比べると1時間も早いのに雪明りがあるから夕暮れも何となく明るくて嬉しい。

我々北方民族は閉ざされた冬でもスキー、スノボ、スケート、雪かき、屋根の雪下ろし...とウインタースポーツには事欠かない。が、大部分の道民意識は南方志向でしょ。北方と言えば樺太、アリューシャン、北極しかない訳だし...で、この私の場合は特に熱烈な南国志向。海外も多分70回以上は飛んでるけど、思えば8割はアジア&東南アジアばっかし。

前にやっていたレストランBIGSUNを閉めて生まれて初めて半年間のプー太郎を経験したその機会に、息子の一平(現大阪店を死守している)と一ヶ月間アジアの国々を徘徊してきた。その頃は二十数年間のレストラン経営に疲弊していて「もうあの極(食)道には戻らん!」と固き決意もあった。旅の途中でネパールに立ち寄った時、その風景と漂う香りに懐かしさと胸が引き締まる思いがして...一体何故なんだろう...ミステリアスな感覚の中で旅を続けた。旅好きな私がアジアンスバラ式ビューを見ても、大好きだったエスニックなグッズを手にしてもそれ程の感動が湧いてこない!何故なんだっ!

旅の途中で「感動を人に伝える...歓喜の共有」ができない自分がいる!ことに初めて気付いた。アジアの屋台やレストランで味わった感動をリメイクしてみたり、あなメズラ式グッズたちも「コレ、イイ感じでしょ?」と、伝えることでお客さまはビックリしたり喜んだり感動する...そう、そのサプライズが人生最大の生きがい喜びであることを再認識した。一人占めの絶景、絶品なんて絶対意味ないじゃん「凄いヨネェ~美味しいヨネェ~」を分かち合ったり、提供したり「ヤッパリ、自分にはこの極道しかないんだぞ~っ!」...旅の終り頃には固かった筈の決心も見事に砕け散ってしまった。

93年夏の旅の後、店舗探しに札幌市内奔走。ナケナシ銀行も残高底をついていた。間もなくピン!とくるテナントを見つけ出した、のはイイけれど「何かやらなくちゃいけないけど、何をやったらいいんだろナ~」又、壁にぶち当たった。何時ものパターンだ。考えるより先に走り出してしまう。イケない性分だけど今さら変わらない。交渉して前家賃だけの居抜きのテナント(10坪)契約を済ませた。まだ料理は決まらない。おまけに準備資金もないから内装は家族4人が徹夜で手作り。

93年の10月10日、OPENの日も決まった。店名「MagicSpice」は旅中のバンコクで決めていた。実は当初「タイラーメン」で行こうと思っていたんだけど、お隣が有名ラーメン店。宣戦布告には分が悪い...迷った。迷って悩んだあげく開店日を迎えたのに、それから3日間はコーヒーだけのパパママ喫茶!さあ~、困った!「いくらなんでも今夜はキメ なくちゃねぇ」...10月12日の夜だった。《2へ続く》

 

週休二日のカレー屋

|

KIF_1184_edited-2.JPG「週休二日の飲食店なんてあり得ないよ」と何度言われ、クレームが入ったことか...今日がマジスパのその休日。札幌、大阪ナニワ店は水・木曜日、東京下北沢店は火・水曜日が大胆にも連日休ときた。16年前にOPENしてからずっと、東京にOPENした時も大阪店が始まってもそのオキテは非難の嵐を受けつつ、世間からヒンシュクを買いながらもカタクナに守られ続けている。

30年ほど前に私は札幌の川沿(藻南公園)で「BIGSUN」というレストランを開業。当時は「すかいらーく、ロイヤルホスト」といった大御所が郊外レストランを次々と全国展開。ロイホ1号店が札幌に進出した翌年に何と500坪の土地に120坪の店舗!スタッフも約80名!の大型レストランを大胆に始めたのです。モ~食わず寝ずに24時間営業で頑張った。OPENして3か月が過ぎた頃、そんなムリが祟ってか意識混濁...倒れてしまった。(これには別の不思議で劇的な事件もあるので又の機会に) その後はムリせず背伸びせず週一は休まなくちゃね、ってことに決定(BIGSUNは時代の流れに翻弄されながらも14年間頑張った)。

で、16年前にマジスパを始めるに当たっては教訓を十二分に活かして「週休2日制」を導入。と言えば聞こえはいいけど、ママさんと二人で始めた小さなカレー店。しかも「スープカレー」なんちゅう、ヘンテコなネーミングだよ~「そーは売れないだろうなぁ...」というよりムシロ「絶対に売れない自信」があったし、のんびりスローライフ(当時はそんなコトバなかった)でイイんじゃない...がそのまま現在なおも進行形。(スープカレーの呼び名誕生の経緯は次回に)

札幌ならまだしも東京、大阪の飲食店なら週二日の休みなんてメズラシイでしょうねぇ。正直、お家賃だって大都会ゆえお安くはないし。そもそも私の脳シナプスは右しか働いていないので、左脳はもう何十年も未使用。とっくに仮死状態。よって論理的思考回路はズタズタに切れ、サビ付いているものだから「経営的意識」なんてものは皆無。普通の経営者なら週二休はやらないでしょうねぇ。

21世紀に入ってから良く「スロー~」というコトバが使われるようになった。でも、度が過ぎるスローサービスは怠惰で愚鈍(業種によらずそんなサービスが蔓延?)になって、やる気も感じられずオーラも消滅してしまう。その処、ゼンマイが弛み過ぎない程度...週二日休めば戦士(スタッフ)たちの疲労も癒え、休日明けには自然に笑顔が...今はそれがイチバンの週二日間休みの理由。まぁ、それでも休みが不足とばかりに週休五日(全休になるじゃん!)の戦死者も...いないか!

三日坊主で終わらないために

|

KIF_1195_edited.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像張り切ってこのブログを始めたのはいいけれど、スタートしたばかりなのに今イチキーボードが重い。ほぼ毎日、戦士(マジスパスタッフ)たちにメールを送っているので、ブログも簡単に書けるんじゃないかと思っていたら、そうでもない。原因はただ一つ。書き手がバレバレで、しかも公開していること(...それがキーを叩く手にブレーキをかけていた。

ブログを始めたら、言いたいこと言ったり、何であれ話してみよう...張り切っていたまでは良かったけど、それが少々無理であるということが分かった。あまりに過激、非日常的、イリーガルなことは、あからさまに表現できるもんじゃないし、「ここだけ(オフレコ)のハナシ」なんてことは当然、できる訳がない。と言うか、そんな話題の方が得意分野なので、話したくても話せない...そんなブログは長続きするんだろうか...。

なんてこと考えてたら始まるものも始まらない。「読み手はどう感じるのであろうか?」まで心配していたら、誰も正体明白な公開ブログなんてやらないだろうしね。まぁ、何とかなるんじゃないか~ってな軽い気持ちで続けてみようじゃないか!と言うより、誰かが読んでくれる保証もないわけだし。あ~そう思うと気が楽になってきた。

40年も接客業を生業にしていると、お客さま(相手方)のリアクションを常に気にかける習性がシッカリ身に付いていて、どうしても「喜んでもらいたい、サプライズしたい」サービス精神が優先。それがブログを書く上でジャマといえばジャマなのかも。

そもそも言いたいこと挑発的にズバズバ言い放って、無益な闘いを挑むような性格じゃなし、気だってそれほどビッグなわけじゃない。(話は別コースになるけど...)気持ちが小さくてサホド頭も良くない、と言うと自虐的だけど「繊細」だからこそ相手の表情、心理を読もうと努力する。で、何とか気配りやおもてなしができる。「思考優先」じゃないから、まず言葉に出す。考えるより先に行動する。それがマジスパホスピタリティーの原点...なんだか無理ヤリなこじ付けだなぁ。

三日目のブログ挑戦にして早くも支離滅裂、起承転結ナシ。原因、提起、結果も不明。でもそのうちスムースになってくるんでしょう。肩に力入れずスムースにやらなくちゃ退散ブログ、それこそ三日坊主になってしまうもの。

 

新年各店本日発進!

|

「おせちもイイけどカレーもね」ってことで、「そろそろ...」の頃合いで新年マジスパ各店一斉にOPEN!しかも札幌、東京、大阪は割と穏やかな天気(札幌は最高気温がマイナスと冷え込んでいますが...)に恵まれてのスタート。今年の正月は生活、文化の面で様々な変化が見られたようで、福袋は生活必需品系が売れ、初詣も記録的な人出だったとか。今の世相をそのまま反映しているようですねぇ。

私も近くの(札幌では人気の)白石神社と(木々に囲まれた静かな)大谷地神社に行ってきました。神社仏閣巡り、日本に限らず世界中の(宗派を問わず)寺院を訪ねるのがライフワークになっている位です。大阪店に飛んだ時は京都、奈良には度々足を運んで祈願、瞑想...「菩提心・利他心」を思い起こしたり、「魂のエナジーチャージ」は21世紀を生きるための必須条件だと思っています。

日頃、忙しくしていると目先の動くものだけに反応して、意識も視点もパースペクティブを使えない。すると、流れや空気を読めずにポイントがズレた方向に走ってしまいがち...自分自身を見つめること(内観)もなくなる...そんな自分の意識を軌道修正してくれるのが例えば神社仏閣だと思うのです。

ところで、去年は名古屋に出店の思いがあったものですから7~8回は現地に行きました。そして行く度に足を運んだのが大須神社と覚王山の日泰寺。それぞれ趣きは違っても(180°!)自然に心惹かれて、気が付くとそこで手を合わせている自分がいました...「名古屋のみなさんに愛されるマジスパが建ちますように」。

例のトヨタの問題で揺れる名古屋ですが、今月の下旬ころから又、現地に飛んで、自分の足で歩いて、相性の良い地を探してイメージを具体化、桜咲く春頃には!と考えています。 soto02_edited.jpg 大須神社.JPG

A Happy New Year !

|

星雲02.JPG  皆さん、明けましておめでとうございます。

昨年は世界的、未曽有の大不況で波乱混乱...全てがカオスの中にねじ込まれたような世相でしたが、お陰さまでマジスパは無事年を越すことができました。それというのもマジスパファンの方々の強力援護射撃、熱きエネルギーがあったからこそ!本当に心から感謝いたします。

本年も昨年と変わらぬ熱いエネルギーをよろしくお願い致します!

今日の札幌は久し振りに穏やかな元旦でした。年末の台風の如き荒れた天候からすれば、初詣には最適な一日...という処で、今まで書こう書こうと思いつつも何故か躊躇いがあって、なかなか「泰山ブログ」がスタートできなかったのですが、この新たな年を迎えて「良いきっかけ」...との思いで始めることにしました。マジスパの近況、計画の進行状況やそこはかとないプライベートな思いをつらつらと書き綴ってみるつもりです。

そして、今年も様々にみなさんへのサプライズを企てています。長らくお待たせしていたマジスパ名古屋店のこと。近々全国発売予定の「マジスパプリン」のこと。世界的不況と政情不安で延期になっていたアジアでの「マジスパ学校」の建設計画のこと...そのようなことなども逐一このブログの中でお話ししていきたいと思っています。

まさに「地球が静止する日」の如き雰囲気漂う年末年始ですが、UFO仲間でもあるアントニオ猪木さんのメッセージ...「元気があれば何でもできる」は、生きて生活を営むための基本中の基本でもあります。マジスパは今年も皆さんの「ココロとカラダの健康と元気のため」に、Powerful,Miracle,Spicyなカレーを作り続けること、お約束します。

この一年がみなさんにとって健康、平穏無事で幸多きことをマジスパの守護神でもあるガネーシャ神にご祈念いたします。

 

MT4.1 テンプレート 無料(フリー)