祝!朝青龍優勝☆★☆

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R0011195_edited.JPG大相撲千秋楽、朝青龍が優勝決定戦で白鵬を破って23回目の優勝...のシーンを丁度観ていた。あの貴乃花の優勝回数を上回って単独4位になったそうで、何はともあれお目出とうございますです。というのも朝青龍さんとは一寸した縁が...数年前、ベッキー&ベッキーママが札幌店に取材に来たTV「たべごろマンマ」で、マジスパは「スープカレー鍋」を作り、TVスタジオで横綱に食して頂いた。横綱は笑みを浮かべ大絶賛。「部屋のチャンコのメニューに入れとこ~」とまで言わせたのでござるよ!

ところで、最近の相撲はプロレスラーがマワシを付け、マゲを結って闘っている...何か別種の格闘技の国際試合を観ているような気がする。手に汗握って応援した、ふた昔前の大相撲の興奮がどうしても湧き上がってこない。昔と言ってもスゴイ昔のこと(モチロン戦後だけど)...栃若、柏鵬に始まって輪島、北の海、そして千代の海(もっと神代の昔は別としてこの頃が相撲の全盛期のような気がする)、せいぜい若貴くらいまでかなぁ...アンテナ張って見てたのは。原因はトーゼンながら唯一つ(巷でも言われているけど)、もうちょっと頑張って存在感出してよ~Made in Japan!ってこと。

まぁ、あらゆるものが国際化している時代。サッカーもプロ野球も外国の選手を入れたことによって全体が活性化、レベルアップにつながった...それも分る。大相撲始まって以来初の完全ヒール役、話題豊富なスモウレスラーが次々と記録を塗り替える...それも見方を変えればオモローイイのかもしれない。でも、「満員御礼」のタレ幕を張りたい、観客動員増を図って...国技存続のため...それで、面白けりゃイイってもんかなぁ...相撲は日本の国技じゃなかったっけ?

...と、まあ平たく考えればそうなんだけど、この「相撲界」だけ見ても政治的な裏面、経済的な側面、社会の背面跳びも絡んでくる。問題はもっと複雑で、根も深いのかもしれない。

以前の大相撲の土俵では道産子の大関、横綱が大活躍。大鵬、北の富士、北の湖、千代の富士...北海道は相撲力士の産地だった。当時、ウチ(父は開業医)に入院(登校拒否)していたガタイのイイ中学生を、あの先代貴乃花(親方)がスカウトに来たこともあった(結局はホームシックで田舎に舞い戻っちゃったみたいだけど)。ハングリーだったんだよね、昔の北海道は...都道府県別エンゲル係数が物語っているもの。

戦後の日本は急激な(今の中国のように)ミラクル経済発展を遂げ、高度成長時代を迎えた。その頃、マスコミは「一億総中流階級意識」を謳った。コツコツ正直一本槍で頑張ってきた我が日本国民は、その甲斐あって負戦後のジリ貧生活からおみごと脱出。貧乏人がいなくなった!?のである。そして大部分の国民が安住の巣を持ち、家電製品を揃え、豊かさをゲットした...のだ...と。

そうだ、きっとその辺りから、日本国民は個々の生活の(物質的な)豊かさを自覚、その代償として「我慢、忍耐」の心を忘れ、潜在的な「闘争本能」まで*ゴミステーションに(極地ではオシャレにこう呼ぶ)ためらいもなく捨ててしまったのかもしれない。コレ...「唯物得れば心失う」はプラスマイナスの宇宙法則。「金持ち争わず戦わず」は資産保持のための三次元法則。

結局、人生(ヒト)がモノ的豊かさをゲットする(お金持ちになる)と、ヒト科として何か大切なものを失なうもんだし、ど~しても精神的なネバリが弱くなって、(肉体的な)闘争本能なんか消えちゃう...ってことなの。それを思えば、(ストイックの極みの)ボクシング王者や各スポーツの世界チャンピオンが何回何年もタイトルを守ったり、勝ち続けるってことは素直に凄いことだと思うし、改めて尊敬しちゃうなぁ~!

こう見えても私、けっこうマルチアスリート。学生時代は中長距離の陸上部。剣道、柔道、茶道。草野球はエースで四番。スキー・スケートは準指級。ゴルフはシングル(もう打ち止め)。テニスでは本郷8丁目のアガシと呼ばれ。競馬は百発百中さっ(!?)。ウインドサーフィンなんかじゃ水難救助された勲章もある...そう、身長があともう10㎝あったらもう絶対にプロ野球界初のエースの4番バッター。しかも今頃は巨人か日ハムの監督に...今だから何とでも言えるんだってば。

今はホトンどスポーツしてないなぁ~。腕相撲、指相撲すらしていない。やってるとしたら何時だって「独り相撲」だもんなぁ~。360°からのブーイングをバネに優勝、朝青龍...アンタはエライ!

★今日の写真:闘争心のカタマリ「北海のヒグマ」出現!本場ではこんなに大きくてワイルドッ!

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