2010年1月アーカイブ

久々のブログはバンコクから

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前回のブログをアップした頃から、身辺で色々様々多種多様なことが続いて実のところ気分は滅入るわ、テンションもダウナー気味になるわで、「スパ旅なんか出来るんだろうか...」と、周囲の戦士たちも心配するどころか、自分でも?が付く位だったんです。でも、そんな時こそスパ旅・・・「え~イ!」とばかり、気合のみで出発したのが今週の月曜日。

 

で、やっぱり正解でした。私の第二の故郷とも言えるバンコクはただ今乾季のベストシーズン。最高気温が35℃&最低25℃。出発した北海道との気温差40度!もとよりアレコレ、クヨクヨ考える環境じゃありません。ただひたすら大好きなBKKの街を徘徊するのみ!これぞ南国の灼熱ヒーリング!火炎放射治療!考えても結論の出ない様々な問題や、急性の胃腸炎もすっかり何処かに消えてしまいました。

 

考えてみたらBKKの街も、もう60回以上は訪れているので、街中は目を閉じても歩けますね。決して大げさじゃなくって、地元札幌の街よりはずっとずっと詳しいと自負しています。この気温、南国独特の匂いやバイブレーションに五感が触れると、たちどころにオートマチックでメンタル&ボディターボが入ってしまうんですよ。

 

今回のスパ旅は札幌からサンキチとダイキチ。下北店からカロチンとミシュラン。そして名古屋店からみおりーぬ。と、我々の計7名。みおりーぬはもう10回以上スパ旅に参加しているので、仕入れも交渉事も実に手馴れたもの。とても心強い旅のサポーターです。第1班は今日()帰国しました。2班は明日夜BKKに入り、再び仕入れモードになるのですが、やっぱり旅は気の合った人間同士でニギヤカにやるのが一番です。

 

MBK.jpgMBKに来るとBKKに着いた実感が湧いてくるんですよね。例の誘拐事件で奇跡的な脱出劇を敢行した思い出深い場所なもんですから。

 

カオサン.jpg★昔も今も変わらない喧騒のカオサン。古き良きBKKの香りが残る外国人観光客に人気のエリア。昔のような怪しげな雰囲気はなくなって、今ではファミリーもチラホラ。

 

paragon.jpg★発展するBKKを象徴するような巨大ショッピングモールPARAGON。凡そアジアらしくない(?)価格帯商品の数々...このセレブチックな商品はいかにも観光客向き?

 

CentralWorld.jpg★眠らない街BKK...人と車の洪水...セントラルワールド前の夜景。

私は純粋に食べることが好きで、料理を創ることが何よりも大好きで、「食の道」は、自分にとってこの度の人生の学びの道程であることを自覚している。だからこそ厭きもせずせず40年以上の時間を懸けることができた。

 

17年前に二度とこの極道には舞い戻らないと心に決め、旅に出た筈なのに「もう一度原点に帰ってやってみよう」と考えたのは、インド・ネパールを巡った際、己の内観するものとの符合を見て、それまで精神世界をひたすら歩き続けたことの意味を再度確認することができた。そして、「この極()道こそ己と光の世界とを繋ぐ修練修行の場なのだ」と、些細ではあるが悟ったからである。

 

しかし、やるからには大衆に迎合しない。既成概念、固定観念に囚われず、内観して現れたイメージを素直に表現する。医食同源が基本なのだから、食された方々が魂を解放して至福を感じ、自然に笑顔を浮かべ、元気になって頂けるものを創り続ける...そんな思いがあったからこそ、今の料理(スープカレー)が出来上がったのである。それ以上でも、それ以下でも断じてない。

 

「無から有を生む」...リメイクしたもの、モデルチェンジした作品とは違って、創造されたものは当然ながらイマジネーションを駆使してクリエイトしたアートに他ならない。そして、その創造力(無から有を生み出すエネルギー)は、天が我々人間に与え、しかも天の持つ最大のパフォーマンスと同様の能力であるはずだ。

 

ところが現実はどうだろう。巷にはコピー商品のオンパレード。フェイクはフェイク。コピーはコピーでしかない。そこには、(こじ付けのウンチクはあるにせよ)アーティスティックなセンスもなければ、アイデンティティ、作者のスピリッツやポリシーの欠片も見出すことはできない。「儲けりゃイイんだろう」式の「Made in China」的な商品や料理に、哲学の宇宙は見えるだろうか。

 

まあ、百歩譲って...本人の意識次第ではあるが、それもまた一つのビジネスモデルなのかもしれない。日本人の魂である恩・仁・義を無視して、合法であればやり方はどうあれ、「地域社会の発展」「地域への経済的貢献」のためという大義名分を掲げて、恥も外聞もなく実は個人的な成功だとか事業的利潤の確保に走るのも、人間としての尊厳さえ捨てることができれば叶うのかもしれない。だが、私の「食」に対する基本的な思いはこのような輩とは次元も人種も大きく違っている。

 

第三者や偽造盗賊団は、如何思ってビジネスに励んでいるか知る由もないが、「スープカレー」とは、私の人生そのもの。日々の修行生活における魂源である、と同時に生きることの意味の答えでもある。故に私の創りだした「スープカレー」という新食文化は私の子供でもある。それを単なるビジネスやお金儲けのツールには、断じてして欲しくはない。プライドなんぞ、そんなちっぽけなものは持ち合わせていないが「新食文化の根源、発祥の精神」を、これ以上蔑まされたり、蔑ろにされたり、お座成りにされては、悲しみを通り越して虚しさすら感じてしまうのである。

毎年、平常ではない気象が(異常気象だってば...)続いていると、異常な状態が当たり前になって、平常であることがむしろ不思議に感じるような...そんな、現代のバランスの悪さかげん。

 

日本列島はジェット気流の異常な蛇行の影響で、寒気団が九州地方や裏日本に大雪をもたらしているようだし、そればかりか欧米、中国・北京やおとなり韓国・ソウルでも大雪で街中の混乱ぶりをTV放送していた。大雪といえば本場でもある我が街札幌は、正月以降それ程のドカ雪もなく、いたって穏やかな日々が続き今日も終日、ピ~カンの青空。嬉しくもあるけど、コレって異常気象?

 

それにしても世界は揺れに揺れている。大不況(一部の国を除いて)の上に、まとまらない国際協定。本当は誰が仕掛けているのか、ワケ分からんテロによる街や人への破壊が続く中、最近は毎年のように何処かで起きている大地震。昨日起きたハイチの地震は、被災者も相当な数になりそうである。天は何故あのような極貧の国に、敢えて試練を与えるのだろうか?

 

外を見てもワヤだけど、内を見たらもっとワヤやないかい...バランスどころかボロボロンス!政権をとった民主党も100日を過ぎたとたんに、あちこち次々とホコロビが大露出(元々政治屋さんには多くを期待していないけど)。ポッポちゃんもママからもらったお小遣いの件が一段落したと思ったら、僚友オザロ~ちゃんがついに...。お二人さん、意気揚々とした三か月前と比べたら、最近の顔色の悪いこと...お通夜のご焼香の如き。沖縄の基地問題はどう決着するのか。このドンゾコ経済をどう立て直すのか。そしてJALは...問題山積ねぇ...。

 

とはいっても我々は...雨が降ろうと、雪やアラレやヒョウが降ろうと、不景気のヤリが降ってこようと、誰に頼ることなく前を見詰めて汗を流し、メいっぱいの気合いと愛と感謝の魂を込めて、エネルギーを廻し続けようと思っています。大好きな日本の将来のためにね

 

 

バジル.JPG★うちの愛ニャン「バジル」クン。ワンコみたいに色んな芸をするんやで~。ほとんど一日中、お昼寝やけど...。

そういえば、昨日の葛西選手のジャンプも凄かったですが、ボクシング世界タイトルマッチもスゴかった!スーパーフェザー級チャンピオンのフアンカルロス・サルガド(メキシコ)に挑んだのは内山高志選手。正直、名前も知りませんでしたが、そのファイト、ファイティング精神...久々にクリーンでスッキリしたボクシングを観た、って感じでしたね。

 

内山選手は渡辺ジム所属。その渡辺ジムからは今まで5回、世界戦に挑んだらしいのですが05(4KO負け)と散々な結果。一つのジムからこれだけ世界に挑んで、世界チャンピオンが出ないのは珍しいんだそうです。

 

彼のファイトぶりは実に見事!30才にして世界初挑戦の遅咲きファイターは、最後まで決して引いたり守ったりすることなく、果敢に攻め続ける戦いぶり。観ていても一方的な試合で、最終ラウンドもリスクを押して前に出ずともポイントは圧倒的。それなのに、前へ前へ...と攻撃の姿勢は崩さない。そしてゴング間際に2度のダウンを奪って劇的なKO勝ち!

 

草食男子がもてはやされる(?)現代で、彼のような肉食男子(減量で肉食どころではないだろうな~)的、野性的なファイティングスピリットを観ると、それだけで血はタギリ、感動してしまうのです。「日本にサムライはまだ居る!」

 

内山選手...顔はちょっとばかしコワモテなんだけど、勝利インタビューの最後にアナウンサーのマイクを奪い取って、今までお世話になった人たち一人一人の名前と、感謝の言葉を話していました。それはまあ、よくある光景なんですが、出てきた名前の多かったこと。リングコメントとしては異例だったことにも彼の実直さ、誠実さを感じました...心優しきサムライ!

 

彼のお父さんは5年前にガンで亡くなっていて、彼がプロボクサーになることにはずっと反対。でも、亡くなる前に「(ボクサーとして)頑張れ!」と言い残したんだそうです。そして、内山選手の最後の言葉...「とうちゃん、かあちゃん、ありがとう...」。TVに映った涙のお母さんと一緒に、号泣しちゃいました。

 

ULTIMATE.jpg

今日は「HBCカップジャンプ」。葛西選手の異次元飛行で、3連勝はマチガイナシ!と確信していたのですが、惜しくも準優勝の2位。この大会は、日本で唯一の「ノックアウト方式」を採用。つまり、トーナメント方式でのジャンプ大会。予選で勝ち上がった16人の選手が11の対戦で、相手をノックアウトしながら決勝戦まで勝ち抜いていくルールでした。

 

葛西選手は1本目に何と145m!これは、大倉山ジャンプ台のバッケンレッコード(ジャンプ台記録)のタイ!もう、それこそ次元の全く違う飛行を見せてくれました。そして、当然ながら次々と勝ち上がって決勝へ。4人の争いとなった決勝戦では、葛西選手のジャンプが一番最後...それが、降りしきる豪雪の最悪条件でのジャンプ。本当に残念ながら優勝はできませんでしたが、今正にベストコンディションを思わせた葛西選手。で、伊東大貴選手が初優勝。頼もしい日本ジャンプ陣!オリンピックがより楽しみになりました。

 

葛西クン01.JPG

葛西クン02.JPG

葛西クン03.JPG

いや~お見事というか、超越的にスゴ過ぎるというか、昨日に引き続いて2連勝、ジャンプの葛西選手。ただ今絶好調!昨日のHTB杯は1本目139.5m2本目131.5mで完璧な優勝。今日はSTV杯。1本目134.5m、そして2本目は何と143m!2日間で4本飛んで、毎回全て最長不倒のミラクルジャンプ!パーフェクトですね。

 

今日の143mジャンプは葛西選手自身の最長距離!そのジャンプをTVで観戦していたのですが、一体ドコまで飛んでいくんだろうか...と思わせるようなスーパー異次元ジャンプでしたねぇ...来月12日から始まるバンクーバー冬季オリンピックを前に、素晴らしいコンディションに仕上げてきました。明日、オリンピックの本番でも優勝まちがいなし!

 

そして、3位になったベテランの岡部選手(39)も底力を見せてくれました。葛西選手37才。オリンピックは6度目(日本では史上最多出場)!悲願の金メダルをゲットできるように、皆さんからも強力エネルギーのエールを!

 

ちなみに葛西選手のブログは、ほぼ毎日更新(マメですねぇ...)。素晴らしい飛行、浮遊シーンも見ることができます。

 

http://ameblo.jp/nori66nori/

マジスパ各店、今日(6)から2010年のスタート。お陰さまでスムースに新年の出航ができました。TVNEWSでは北海道各地が大荒れ、猛吹雪になっているようですが此処、札幌は晴れこそないものの、元旦から割と穏やかな毎日が続いています。新年早々ということもあって、除排雪は未だやって来ません。で、路肩の雪はハヤうず高く、チョモランマ状態。

 

今季も又、世界的に異常気象になっているようです。でも、こう毎年、異常&イジョウって言われると何が平常で、どんな状態が異常なのか訳が分からなくなってしまいます。海の向こうの北京、ソウルでも記録的な大雪になっているとニュースで放送されていたし、欧米でも似たような異常が起きているらしいですねぇ・・・まあ、両極のあの氷山や氷河が劇的に解けてる位ですから、異常も地球規模で起きているんでしょう。

 

道外の方は北海道というと、冬は全面的に雪に埋もれてしまうが如きのイメージでしょうが、太平洋側(伊達、苫小牧、日高、釧路方面)は海流と地形の関係で、真冬でもそれほど雪は積もらない、というか殆ど雪もないんですよ。それが今冬は大荒れ、大雪、猛吹雪。ともあれ、そんなロマンティックな雪に道民は毎年泣かされてはいますが・・・。

 

明日は正月七日。札幌は雪世界なので野に出て若草を摘む・・・なんてことは不可能ですが、街の八百屋さんから「春の七草」を摘むことができます。そこで明日も、毎年恒例の「マジスパ7リゾット」つまり「七草がゆ」マジスパバージョンを一日限定で創ることにしました。昔からこの粥を食べると、万病の予防になると言われているんですよ。皆さん、ぜひお試しあれ!

 

シャンデリア.JPG

大変長らくお待たせして申し訳ございません。お正月休みも明けて、いよいよ本日(6)からマジスパ各店も一斉に2010年のスタートになります。相変わらず不安定で先行き不透明なご時世ですが、そんな世の中だからこそ「光と夢と希望」を抱いて前進して行こうじゃありませんか。

 

お正月休みを6日間も頂いたので、名古屋店長の息子(IPPEISKYWALKER)ファミリーが、久々の里帰りということで飛んで来ました。私にしてみれば、掛け替えのない至福のひと時...昨年暮れに予約していた定山渓温泉に行ってきました。が、お正月の温泉場は予想以上にハードでしたねぇ...。

 

札幌市内から定山渓までのルートは国道230(石山通)しかありません。以前のレストラン「BIGSUN」はその国道沿いにあって、昔から週末ともなれば渋滞道路になっていたのですが今は冬。しかもお正月ときては、身動きが取れないほど延々と定山渓まで数珠つなぎ。身動きが取れないと言えば、ホテルも同様。夕食バイキングも大浴場も戦場そのもの。落ち着いて食べられないわ、大のつく浴場なのにイモ洗い状態。ファミリー揃ってのイベント...そのことだけが救いで、とても息抜きとか癒しの時間には成りませんでしたねぇ...もう、お正月の温泉はコリゴリかも。

 

ともあれ私は、大阪のファミリーからたっぷりとエネルギーをもらうことができたし、各店の戦士も十二分にチャージできたはず。今日の2010年のオープニングからフルパワーで行きまっせ~!!!

 

定山渓雪景色01.JPGのサムネール画像★定山渓温泉の雪景色。山の中にあっても札幌市南区なんです。

 

定山渓02.JPG★大阪店を守る三銃士~なみ平、三代目の一気、ぴかりぽんでっす!

皆さま、明けましておめでとうございます!

 

マジスパファンの皆さま、昨年中は熱烈なるエネルギーの援護射撃、本当にありがとうございました。いよいよ新たな一年がスタートしましたね。元旦の昨日はまずまずの空模様だったのですが今日は一転して朝から一日中、大粒のボタン雪が降って街中、すっかりシッカリ積もってしまいました。

 

そんな荒れ模様のお天気だったので、今日は新春恒例の「箱根駅伝」をTV観戦。こう見えて私は中学校時代、陸上部に所属していて、得意種目も中長距離。中体連や放送陸上では北海道記録も次々と塗り替えるアスリートだったんですよ。なので、TVスポーツの中でも(割と控えめな人気の)マラソン、駅伝なんかもよく観てますね。

 

中でも東洋大の柏原クンに注目していました。スタート後、1区~4区まで明大が首位を譲らす独走。往路最終5区に入って明大は2位の日体大に2分以上、7位の柏原クン(東洋大)には4分半の差をつけていたものの、柏原クンは驚異的な追い上げを見せて途中6人抜きの大逆転でトップに立ち、そのまま逃げ切りのゴールイン。1年生の去年、同じ5区で彼がマークした区間新記録も更新、という激走を見せてくれたのです。

 

彼の激走も見事でしたが、その他の駅伝ランナーの抜きつ抜かれつ、苦悶に顔を歪めながら走り続けるシーンも感動的でした。そうなんですよね・・・「あきらめずに走り続ける」コレが大切なんだと思い出しました。勝負や記録に関係なく、走り続けて(自分の作り出した)壁を打ち破る!今年もそんな意気込みで頑張ろう!と、勇気付けられた今回の箱根駅伝でした。

 

皆さんにとって健康で、実り多く、幸福で豊かな一年でありますよう、マジスパ戦士一同そして私も、魂から祈念いたします。今年もどうぞよろしくお願いいたします!!!

 

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