いよいよ明日、一平てんちょ一行は札幌を発ってしまうので、今日が皆で一緒の時を過ごす最終日。何処にしようか考えた末、私の生まれ故郷...寿都郡磯谷町を一度、全員で見に行こう!ということで、訪ねることにしました。私も30年ぶりの訪問。皆で揃って行くのはもちろん初めてのことです。
晴天、秋晴れのふる里...流石に数十年の時の流れ...家々は新しくなり、海岸線のラインはずい分と変わって(日本海側の侵食度合いは激しい)...でも、道路っ縁にひと皮並べの町並み、目の前の道路を挟んですぐ広がる海...それは、昔と少しも変わらぬ風景...何だか記憶が蘇って泣けてきました(最近はとみに涙もろくて...)。
何とか記憶をたどって旧友の家を訪ねたのですが、仕事で留守とのこと。残念ながら友人には会えなかったのですが、ご家族の方々や通りかかったおばあちゃんが、父の診療所のことを覚えていたりして、懐かしく昔話に花が咲きました。
昨日と同じように貝殻、石っころ、ゲージツ的な流木なんかを子どもたちと拾い集めながら、夕陽が日本海の向こう彼方に沈むまで、ず~っと砂浜で遊んでいました。
※啄木の歌を借りつつ...
「東海の小島の磯の白砂に
われ泣きぬれて 蟹とたはむる」
「かにかくに磯谷村は恋しかり
おもひでの山 おもひでの海」