災害を忘れないために現地に飛んで来ました

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仙台に来ています。昨日の早朝、札幌を発って仙台空港に着いて直ぐ、レンタカーであの被災地の「石巻港」に行って来ました。今年の春に息子の一平てんちょが「意識と目に焼き付ける」と、現地を訪問したけれど当然、私としても同じように先の大震災の被災地には一度でも来て、リアルな状況をこの目で確認したかったのです。

去年の被災後すぐに、現地に行ってみようとしたのですが、その時に周囲の方々から「あまりにも悲惨だからいかない方がいいですよ」と、止められていたのです。この度はやっと1年数カ月ぶりで思いが実現。クルマであちこち回ってみました。膨大なガレキや壊れた自動車がうずたかく積まれた山々!本当に現地で見なければ分からない、想像をはるかに越えた虚しくそら恐ろしい風景...今でもなお激しく悲惨な被災地の印象でしたが、幸い昨日は快晴の青空が広がっていたので救われました。これで曇りや雨が背景だったら、あまりにも悲惨過ぎて見るに耐えられないだろうと思いました。

 

今日は一日中、梅雨のような雨降りだったので、ベガルタ仙台の本拠地スタジアムのある今、注目のエリア「泉中央」と仙台南の副都心「長町」に行って来ました。雨は残念でしたが、大震災の被害にもめげず元気に復興し続ける東北(仙台)魂を見たような気がします。というか、噂通り仙台は実に元気です!

 

★ホントに何もないんです。当時は散乱していたガレキも町のあちこちに積まれ、石巻港のある海岸線は道路すら流され、地盤沈下のため大きな水たまりも広がって...。水鳥たちやカモメだけが何ごともなかったかのように飛び回っていました。

 

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★その時計は第一波が襲った午後346分を示していました。あまりにもリアルで悲しいシーンです。

 

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★津波で流され、スクラップになったこんな自動車の山が、あちこちに情けないほどに積まれて...。

 

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TVで何度も紹介され、被災した石ノ森章太郎氏の漫画館。「日章旗」の赤丸の処まで津波は襲ったそうです。現在は有志の方々の協力のもと再建中。

 

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