終わりのないゲームにハマったら...

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元横綱・朝青龍。巷ではモンゴル凱旋時のトンデモ会見の波紋が、予想以上に広がっているようだ。やれ断髪式がどうの、引退相撲がこうの...どころではない。余波の広がり方が(マスコミが大々的に扱っていることもあって)大きく、タダでは済まない気配すら漂ってきた。すわ、政治的な外交問題に発展?国技とはいえ所詮、格闘技(スポーツ)。だが、「まさか...」と思うような、些細なことから歴史が作られる場合だって無きにしも非ずである。

 

それにしても我が民は辛抱強い。先の戦争の教訓からか「売られたケンカは例えどんな理由であれ、どんなに理不尽でも決して買ってはいけない」ことを直線的に学んで(洗脳教育?)DNAにしっかりと刻んだのである。様々種々問題はあるにせよ、少なくとも日本の国技をあれほどまでに公の場で侮辱されだのだ。なのに、コケにされた筈の理事長ですら「いいわけないでしょ」だけで、怒りも反論も不完全燃焼気味...。そう、大和の民は他国の誰が何と言おうと「平和主義者」なのだ。しかし世界情勢を見渡せば、平和音頭を謳いながら自らの手で己の首をジワジワと締めつつある...悲しいほどに自虐的な気もするのだが...。

 

北や南の領土()問題、調査捕鯨問題(グリーンピース、シーシェパードなどNGOによる過激で暴力的な示威活動)、クロマグロ漁獲規制問題、トヨタ車へヒステリックなまでの大規模リコール問題、アカデミー賞のドキュメンタリー賞まで受賞した(欧米セレブ御用達、ご都合主義の環境自然保護)映画「ザ・コーヴ」の策謀的なやり口...これら日本にとって極めて理不尽で、重苦しく、あからさまな政治的圧力(人種偏見や反日的な運動・バッシングに利用)にあっても、我が日本国民は「忍」の一文字。世界に向かって反証する訳でもなく、流れを上手く運ばせるための根回しをする器用さもなく、グチ一つこぼさず、じっと耐え抜いている美しい平和主義者。

 

我が国の政治屋連中の数々の奇行を見れば、「それどころではない」といった感じが手に取るように分かる。次の参院選に向けて「如何に生き残るか」...我が身の居場所が、最優先順位なのだ。あっちに付いたと思えば、こっちに奔走...日本がどうなろうとお構いなし。月に1500万も子ども手当を頂いているお方には、日本経済の現状が見えるはずもないし、「友愛精神で明るい未来を!」なんて、期待すること自体バカげている。

 

イザという時に神やスーパーマン、必殺仕事人がサッソウと現れるのは、小説や映画のフィクションワールド限定なのだ。でも、ひょっとしたらファシス党()からヒトラー&ムッソリーニのような、強大なパワーを持ったカリスマ的存在が出現する可能性はある。しかしこの党首はNEWファシズム(決して愛国人ではない)。左右翼どちらも取り込み、急進的で権威主義的なやり方で生き残りを図るべく、自らと国家を他国に(魂もろとも)売り渡してしまうかもしれない。お~コワ。

 

何を考えているのか、我々を何処に連れて行こうとしているのか、我々に何を強いるのか...全く視界が悪く理解不能な今の政界(日本に限ったこっちゃない)NEWSを棒見(読み)していると、訳が分からなくなって「ネトゲ廃人」ならぬ一億「ポリティカ廃人」になりかねない(それが狙いだったりして)。だから、廃人に成り果てる前に怒らなくちゃなんない時は、大きな声でしっかり怒るべきなんだと思う。但し、相手(敵なのか味方なのか、正義なのか悪徳なのか、光なのか闇なのか...)を、ゼッタイ間違えないように!悪魔は何時だって「耳障り良く、気持ち良く」耳元に囁いてくるものだから。

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