★半日潰して14年ぶり、香港の夜景

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45日しかない海外の旅で2カ国巡りというツアーは流石にタイトである。今朝(5日木曜)、セブのホテルを出10時半に出発して、香港のホテルに着いたのが結局夕刻6時。移動だけでナ~ンと8時間や!こんな無駄なスケジュールは自分なら絶対に組まへんで~!親たちが疲労でゲンナリしている位だから、子供たちはどれ程グッタリしているか...と思いきや、見た目は元気そのもの...イジらしくもそれだけが救いである。が、こんな旅になったのもあの、詐欺まがいの旅行代理店のせいだっ!

 

しかも、明日の朝の集合時間はハードスケジュールに輪をかけた7時半!それにしても、ん~ただ眠るためだけの香港...ってのも、いかにも空しい。なので、唯一名物の「香港夜景」を見ることにした。6名全員バテバテの中、ムリしてでも見に行って大正解。久しぶりに眺めた夜景は昔と変わらぬ100万ドルの輝き、それだけで十分香港に来た価値がある。時間があれば、香港島側にあるビクトリアピークからの絶景の眺望をしたかった...でも、半日かけて散々な移動攻撃だったけれど、何とか忙中に癒しアリってとこか...。

 

私が最後に香港を訪れたのが中国に返還直前の96年。今回は返還後初の香港超短期訪問。それまで私はこの地が、いたくお気に入りで20回以上は訪れていた...あれから14年。今回は、香港の空気に一寸だけしか触れることができないが、印象的にはヤッパリ何となくムードが変わったような気がする。1997年の返還を前にした香港は、90年頃を境に劇的な変化をしつつあるように感じていた。

 

当時の香港では中国の共産党支配の経済を嫌って、カナダやオーストラリア、欧米に逃げる香港人が毎年数多くいたのである。脱出する伝もなく、取り残された当時の香港人たちは何だか絶望感と不安とで、国民総イライラ状態。ホテルやレストランではサービスの欠片もカントンスマイルも消えて皆、ツッケンドンで投げやり...釣銭なんかも投げてよこした位だ。そんな香港が急にイヤになって足を運ばなくなってしまったのである。

 

その頃から、あれほど好きだった「本場の」広東料理が嫌いになってしまった。つまり、中国の独特な...薬膳的、漢方的な香りや、八角(五香粉)の混入した中国()料理が全くダメになってしまったのである。それは香港が中国に返還された事が理由ではないと思うが、時を同じくして起きたのが不思議。今回も地元で人気の広東料理の専門店で7品目ほどにチャレンジ。結果、八角の隠し味が発覚して吐きそう...八角トラウマになっているのかも。

 

ピカリンがコンビニ前の香港ガチャガチャで「コレ欲しい~!」急に駄々をコネ始めた。香港コインが足りないので諦めるようになだめていると、近くに居た香港の若者男性がコンビニに飛び込んで両替をして、何と不足分をマシンに入れてくれたのだ!コレには我々一同ビックリ驚いて、お金を渡そうとしたのだが笑顔でイラナイ、イラナイのリアクション。金額にしたら大したことないけれど、海外でそんなケースは初めてである。全員で大感激&急に好印象。まだまだ香港も捨てたもんじゃない。

 

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