★ハノイはハノイで色々と考えさせられた

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ベトナムでの案内人で頑張ってくれた太郎も、思えば21歳でまだ若い。そのベトナムの田舎者が、故国を離れ既に3年間日本で暮らしている。だからもう日本人感覚に近くなっているかもしれない。3年振りの故郷ベトナムで、百戦錬磨の曲者たちを相手に、あれこれ交渉事や気遣いなど無理...どだい期待する方が無理というもの。

 

3年の月日の流れで政治的にも経済的にも激変するベトナム...彼はあまりの故郷の変貌ぶりに、戸惑っているように見えた。この先まだ日本で数年の間、学んだり生活していたら、ひょっとして故国ベトナムに帰れなくなってしまうかもしれない。つまり、快適な都会環境に適応してしまうと、反対に田舎暮らしや後進国的環境に不適応になってしまいかねない(日本人だって同じだろう)

 

だからかえって、彼は故郷なのに様々な面で要領が悪かった。そう、いくら初ハノイとはいえ、状況判断や交渉事は海外を何度も経験しているみおりーぬやてんちょを初め、我々の方が確かに遥かに上である。ただ、ベトナム語がからっきしダメで、ホーチミンよりはるかに英語が通じにくいハノイや北部ベトナム。何かと彼が気遣ってくれるものだからつい甘えて、結局6日間過ごしていた。

 

その後遺症なのか、モノの標準値段すらもまだハッキリとは把握できていない。海外一人旅は私にとって絶対なる厳禁事項。だが、彼に任せっきりというのも頼りないし、不完全燃焼になる。価格交渉は海外を旅していると必須事項で面倒と言えば面倒だが、それがまた楽しいと言えばゲーム感覚でできたりする。

 

しかしハノイは、今日に至ってもまだ殆どの店が閉店状態。OPENしているのは5%位。聞けばどのお店や会社も、正月マジスパ休並みに(一週間位)、旧正月休みがあるらしい。街全体が極端にこうだと観光客は一体何をすればいいのだろう?

 

余計なお世話かもしれないが、まだまだ貧しく(失礼)、発展途上のベトナム。観光客をもっと呼びたいのなら国を挙げて工夫するか、改善しなければ観光客も呆れてしまうに違いない。旧正月の休業に限らず、もう少しだけでもl「サービス精神」とか、接客の基本などを教育した方が良いのではなかろうか。

 

全店閉店でモノが買えない観光地...旧正月のハノイ。でもまあ開いていたにせよ、(私にとって)あまり魅力的なモノが見当たらないハノイの街...中国文化圏のグッズは、どうしても心惹かれるものがないのである。そしてハノイの物価は、アジアにしちゃ高過ぎるし、全体的に対応があまりにも高飛車過ぎる!ベトナムドン以外の勘定はUS$なのはいいが、1ドル刻みってのは、あまりにも大雑把だ。この辺りも16年前と変わっていない。

 

食べる以外に(飲食店も殆ど閉店のまま)楽しみのないハノイ旧正月。この点も、ホーチミンなどの南ベトナムの方が洗練されいるように思う。夜、ハノイ名物の「水上人形劇」を観た。これは素直に素晴らしいと感じた。拍手である。

 

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