★世界遺産「ハロン湾」クルーズ

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215日記~朝7時に太郎がホテルまで迎えに来る。今日の予定はベトナムが誇る世界遺産の「ハロン湾」へ。正月なのでほとんどのショップは閉店。昨日は99%正月2日目の今日ですら95%は閉店している。よって、ハロン湾までの150㎞をタクシーで行くことにした(片道3時間半)。ところがこの運転手、太郎家の親戚からの紹介ドライバーというのに色々と問題アリ。往復共にイライラしっ放し。初のハロン湾観光が台無しになるところだった。(ハノイの代理店ツアーなら一人US28$、今回のタクシーなら往復で約US100$)

 

でも、せっかく来たのだからハロン湾に集中しよう...。海辺沿いには様々なホテルが立ち並んでいる。近くの街も世界遺産のお陰で潤っているらしく、小ぎれいな家も数多く立ち並んでいた。港の桟橋には観光用の中型遊覧船が何十隻も停泊して、海外からやってくる獲物を待ち構えている。太郎と私はツアーではないので、乗船チケット購入は人相の悪い客引きに委ねるしかない。

 

そんなことは、太郎が居てくれるから出来ることで、普通なら観光客はハノイのツアー屋に頼むしかない。基本、ベトナムは全てが「ぼったくり」である。同じベトナム人でも、田舎者と分かれば平気で値段を吹っかけるし、観光客なら何倍、何十倍になるか分からない。何でも事前に「相場」というものを知っていなければ、毎回腹立たしい思いをすることになる。

 

乗船客が集まるとおもむろに船は桟橋を離れ、遠景に臨む奇岩島へと向かった。島々に近付くにつれ、その見慣れない風景に圧倒された。島々の間を、悠々と進みゆく遊覧船団を眺めていると、あの映画「レッドクリフ」のワンシーンを思い出した。今日も寒さは続いて、船上だとなお一層潮風冷房が堪えたけれど、圧巻シーンの連続に忘れてしまうほどだった。

 

流石に世界遺産に指定されるべく景観である。素晴らしく見事だ。ただ惜しむらくは、もう少し潮風も暖かく、青空が広がっていたら...まぁ、今朝まで続いた小雨が止んだだけでも幸いなのかもしれない。約4時間のコースの帰路、途中で、ある小島に上陸。そこにあった鍾乳洞が意外にスケールも大きく、これまた素晴らしかった。世界遺産なのに、何かにつけマネーマネーだとか、税金()だとかでウンザリもするのだが、それ以上に掛け替えのない世界遺産体験をさせてもらったことでヨシ、としよう。

 

ハロン湾01.jpg

 

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ハロン湾鍾乳洞01.jpg

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