ノーベル平和賞受賞演説を聞いて・・・

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昨日(10)ノーベル平和賞受賞、オバマ大統領の平和賞受賞演説があった。聞いていてウンザリ...正直、落胆してしまった。オバマ大統領に対しては、米大統領選前から初の黒人大統領誕生か!と、期待と希望を抱いて見ていたのだけど、就任以降は次第に「何だかおかしいぞ...」の連続。

 

巷でよく言われているように、核廃絶や核なき世界の演説をしただけで、実績も結果もないままノーベル平和賞を受賞すること自体に違和感があった。しかも、彼はしきりに平和と非暴力の尊厳を訴えつつ今なお現在も、イラクとアフガニスタンでの戦争真っただ中の最高司令官なのである。

 

どう美辞麗句を並べようと、正当性を論じようと今、アメリカが行っている「戦争肯定」を強調すればするほど彼の信念とは矛盾するし、誰にも何も共感は生まないだろう。「正しい戦争」なんてあるはずもないし、断じて許してはいけない。犠牲者は何時だって戦争とは全く関係のない子供や一般市民なのだから...。何が「人道的理由による場合は正当化される」だ!限定された国家の大義名分のためには、多少の犠牲は必要悪?ブッシュ時代と本質は何らチェンジしていないじゃないか。

 

彼もまたアメリカの軍産複合体に屈したんだろうなぁ...大統領に就任した頃の理念のままアメリカをチェンジしようとすれば(戦争の終結、核の廃絶)TV映画「24」の大統領のように暗殺される可能性は大だし、結局はアメリカ大統領ってのは顔だけで、「影の政府」の操り人形なのかな?

 

オバマ大統領.jpgそれにしても最近はとみに気になることが...オバマさんは日本でお茶を濁しただけの滞在、と思ったら中国で念入りに仕込み。沖縄米軍基地問題では(反応が明確なだけ確信犯的に)米政府をやきもきさせたり、そうかと思えば民主小沢訪中団が大挙600人を率いて12日に北京入り。胡主席と会談、熱烈歓迎を受け、14日に来日する中国副主席と天皇陛下の会見を宮内庁を不快にさせてまでゴリ押しする...ひょっとして小沢民主党(実際はそうでしょ)は、大胆に日米安保条約を破棄して、日中安保条約にでもチェンジする腹積もりなんだろうか...。

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