昨日(12日)の夜便で慌ただしく名古屋から札幌に舞い戻って来ました。毎度芸もなく同じ表現になっちゃいますが、今回もまた「めっちゃクーラー効き過ぎやねん！」の北海道...。もう、この際立った気温差の地は海外やね！大げさでも、冗談でもなくこの寒さは「雪でも降るんじゃないの？」...そう感じてしまうほど。日本各地じゃ記録的な猛暑だってのに...。
暑けりゃ暑いで、寒けりゃ寒いで、あ～だこ～だと道産子はつい空に向かってクレームを吐いてしまうもんです。北国の真冬に東南アジアに飛ぶ時は、それなりに心と身体は無意識にシミュレーションするけれど、国内移動でこの温度差だと、疲れた身体でシンクロさせるのはなかなか難しいし、ショックやねぇ...。これから北海道観光を予定している方は、ダウンとカイロは必需品でっせ（ちとジョーク）！
ＯＰＥＮ以来３週間の名古屋店も、お陰さまで盛り上がってきました。週末はホールもキッチンもパニック状態...。慣れない現場で戦士たちも右往左往しているのですが、笑顔でガンバってくれています。ご迷惑やご不便をお掛けしていると思いますが、ナゴヤ戦士たちも日々成長して行きますので、どうか暖かい目で見守ってやってください！お願いします。
ところで、大須店ＯＰＥＮしてからというもの各店、集中的にＴＶやラジオ、雑誌などから取材攻勢を受けている状態です。我々のように商いをしているものにとっては、本当にありがたいこと。でも今日は一件の取材を遠慮させて頂きました。某局の某番組。
たまたま今夜その放送がありました。「ラーメン日本一」を決定するらしく、観ていて辛かったですねぇ...。まず、食することもなくＶＴＲの紹介だけで「～日本一」を視聴者の電話アンケートによって決めてしまう...これじゃラーメンの味日本一を決めるのではなくて、取材と紹介の仕方ひとつ、番組で作ったＰＶイメージで決まってしまいそうなもの...ではありませんか。
ラーメン店であれ、カレー店であれオーナーなら誰でも「我こそ日本一！」と信じて頑張っているわけですよ。それを「食せずランキング」しかも「日本一」...は、ちっと乱暴過ぎやしませんか？まあ、番組を観ている視聴者の方もフィクション番組として受け取ってはいるでしょうけど、紹介された店としては結果的に「その他諸々...」のイメージになってしまうんじゃ、何とも腑に落ちないと思うのですが...。
マジスパは、と言えば、１００人中９５人位の人が「美味しい」と評価するような、万人受けする無難な料理を作ることに疑問を感じていました（そもそも「美味しい」は、全く個人的な好み）。可もなく不可もない、大衆迎合アートを作り続けることに疲れ切って、スープカレーを発案したんです。単に美味しさや見ためだけを追求する...そんな料理を提供したかったわけではありません。
食の基本である「医食同源」の料理。１００人１０００人に一人でもいい「生きていて良かった」と絶叫させる...そんな料理を創りたい...ただそれだけ。そのためのマジスパ。だからランキングとなったら、初めから圏外でんねん。
という訳で、来週のＴＶ「カレー日本一」にはマジスパは登場しません。今回、ＴＶ局の制作さんにはご迷惑お掛けしたかもしれませんが、「一寸の虫にも五分の魂」ってことで。
