我が心のバンコクが又、揺れている!!!

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プーケット夕日★.JPGあのバンコクが騒々しい。現首相のアビシット(黄シャツ隊)に対抗する、前首相のタクシン派(赤シャツ隊)による尖鋭的な反政府デモである。どちらがどうのと、部外者が口をはさむ問題ではないが(利害が絡んだ政権争いなのだから)92年の民主化運動(タイの大学生が中心となって活動)に、軍が介入して多数の犠牲者が出て以来、タイ政府は(その反省からか)デモに対して割合、寛容な態度を取ってきた。

 

80年代から東南アジアの中でも、目覚ましい発展を遂げてきたタイ(バンコク中心)は、我々が見ていても危なっかしい位、加速度的&急激にバンコクの街を変貌させてきた。市内の中心部には高層ビル群が建ち並び、超巨大なショッピングセンターが次々とOPENし、街には刺激的なモノや食が溢れ返り、ファッションもライフスタイルも激変した...それは、経済発展や富のBKK(バンコク)一極集中化を意味していた。

 

タイ第二の都市「チェンマイ」(BKKが東京ならチェンマイは札幌的)といっても、BKKとはスケールも人口も雲泥の差。それより北部の有名なゴールデントライアングルまでのエリアには、都心部の経済発展から置き去りにされた極貧の少数民族が数多く暮らしているし、東北部イサーン地方も決して恵まれているとは言い難い環境だ。つまり現在もなお、貧富の格差は我々日本人が想像するよりずっと激しい。その格差を操作、利用してのデモや反政府運動が行われ、陰で大衆を扇動しているとも聞く。

 

しかし、良きNEWS...タクシンからの反政府運動の資金ルートが途絶えたのかどうか分からないが今日(13)、デモは鎮静化に向かったようで、マズはひと安心である。タイ人は又、気持ちの切り替えも素早い(根気がない?)。何てったって「マイペンライ精神=No problem」が持ち味、気質のタイ人だからネ!

 

二十数年前の忌まわしく恐ろしいBKKでの誘拐事件(若王子さん誘拐事件の翌87年、私は身代金目的で誘拐に遭った)があっても尚、私は30回以上BKKに訪れている。それくらいタイという国が好きなのである。名古屋店の装飾品を仕入れにひょっとしたらBKKに飛ぶかもしれないので、一部地域であれハチャメチャな騒乱が終息して本当にヨカッタ。

 

「微笑みの国~タイ」はもう昔話し。田園地帯に行けばその面影も感じられるが、そもそもキックボクシング発祥のお国柄である。「タイ式ボクシング」は何も全国民が嗜んでいる訳じゃないが、闘争本能に火が付くと燃えやすいタイプなのかもしれない。

 

★そう言えば(お気付きのファンもいると思いますが)、昨日(13)から娘:一十三十一の新曲が、カネボウ化粧品の総合美白ブランド「ブランシールスペリア」のCMソングとして盛んに流れています。CMイメージキャラクターは女優の深津絵里さん。産休後の初仕事。しかも今月の25,26日からはライブも始まり「行くぞ!子連れで頑張りツアー!」って張り切っていましたよ。

 

★本日の写真~09'プーケットの夕日(最近、写真のコメントなかったなぁ...)

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