懐かしく、楽しかったハドソンさんとのお話し

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naniwa.JPG夜に「ハドソン」さん御一行が来店して、久し振りに長い時間お話しして懐かしく楽しい時間を過ごさせて頂いた。あの、ロードランナー、ボンバーマン、桃太郎電鉄の「ハドソン」さんである。思えば、ハドソンさんとは長いお付き合い。前のBIGSUN時代から、私の店を良く利用して頂いた。

BIGSUNは当時、札幌南区川沿の藻南(monami)公園に位置していて、レストランの裏手には札幌の母なる豊平川の清流。その豊平川を越えた所にハドソン本社があった。言わばご近所付き合い。だから、かれこれ30年の長きに渡って、お付き合いの歴史がある。
その本社には、超大型からHOゲージまでマニアックな超精密鉄道模型が社内を走り回っていた。そして、お洒落でコレクションスケールの大きな秘蔵古銭展示館があったことを覚えている。


ハドソンさんとはマジスパになってからもずっとご縁があって、10年位前に発売された恋愛シュミレーションゲーム「北へ」ではマジスパ札幌店も登場させて頂いた。今でも、高橋名人は神出鬼没で札幌、東京、大阪の各店に出現!

 

前のBlogでも話したように「売れない絶対の自信があった世界初のスープカレー屋」...16年前にマジスパがOPENした時は、それがキャッチフレーズだった。だから宣伝広告はもとより、今までのお客さまへの案内状も出さず、知人友人親戚関係にすらOPENしたことを知らせなかったのである。

それが、数か月、数年を経て訪れたお客さまの中から、時々こんな質問をされるようになった...「ここはBIGSUNと何か関係があるんですか?」

「二軒ともオーナーが同じなんですよ」「マスターがやっていたんです」我々がそう応えると、皆さん「やっぱりね!」口を揃えてそう感激、納得して下さる。

ところが、BIGSUNとマジスパとでは全く似ても似付かないイメージと規模。方や500坪の土地に120坪の店舗を構え、当時としては最先端だったカフェバースタイルのBIGなトロピカルレストランだった。一方は共同アパート1階10坪20席、豆の如く小さくて怪し気なカレー屋。今でこそ100坪120席とBIGになったけど...。


それなのに何故か、お客さまはこの二つの店に「共振、シンクロ」を感じると言う...むしろ私は「まったく新しい、生まれ変わった自分の表現」として、コンセプトも大胆に変えてマジスパを誕生させた筈なのに...。ただ、二つの店の雰囲気やMENUは天と地ほど違っていても、共通している事は店内の装飾や様々なPOP、ディスプレイ、BGMの選曲などは、ほとんどが全て私の頭と手と口によるもの。


ラッセンのトロピカルアート、N.ロックウェルのイラストを漆喰の白壁に貼り付けても、チベット・ネパールの曼陀羅だとかインド製のガネーシャ像を飾り付けても、私自身が飾ったりディスプレイしたなら、どれも同じオーラを醸し出すのかもしれない。自分が意識しようとしまいと、空間に漂うエネルギーやオーラは不変なのかもしれない。

BIGSUNにはDRINK&スィーツから季節のディナーコースまで、300種類の(当時としては破格の数だったかも)超豊富なMENUが揃っていた。料理も私が創り、最終的に決めていた。それだけの規模の飲食店になればレトルト、半加工食材は必須で常識。しかし、仕込みからフィニッシュまで「全手造り」にこだわっていた。

その私が魂を込めて作り続けているからこそ、昔のBIGSUNをご存知のお客さまは、このマジスパに同種のエネルギーを感じてくださるのだと思うのです。

 

私は昔も今も決して「経営者」とか「代表取締役」などと呼べる代物ではなく、これからも「料理人」であり「エンタメ・アーティスト」でありたいと願っています。時代や世の中がどんなに、劇的に変化しようともマジスパの心魂、光のエネルギーだけは変わることはありません。皆さんの元気と幸福のために光エネルギーを放射し続けること、お約束します!
皆さんのエネルギー、本当にありがとうございます。

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