悟りを十年学ぶより、悟った人の傍に1分添う

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氷像2.jpg北極熊を甘く見てはいけない...野生、自然は安閑とした日常、忘れた頃に突如、牙をむいてくる!昨夜、久し振りの帰札blogで「めったにない」と書いた銀世界。ところがどっこい本日、札幌市内がスッポリ白銀に覆われ、ロマンティック(かどうかは個々の判断による)冬景色に変ボウしちゃった(立場ナシ)。昨夜から降り始めた雪は、今日も終日止むことなく降りしきって20㎝~30㎝は積もった!これじゃあ約束が違うぞ~!あれほど札幌戦士連中に「ちゃんと暖房入れといて!」って、帰札の前に大阪から予約、念を押していたのに誰かがスイッチの切り替えを誤って冷房を最強にしていたんだ!「雪まつり」の最中だからって、そんなにサービス演出しなくても...。

北極民の冬のご挨拶は90%「雪」に関するテーマ。ワンパターンというよりそれだけ生活に密着している証し。今日のようなドカ雪に見舞われると「や~モォ~スゴイべさ~」「ウ~、なんまら積ったんでないかい?」...そんな朝、家から出ようにも除雪をしなくちゃ始まらない。クルマを出そうにも、ましてブルドーザーがメイン道路を掻いて家の前に雪山のピラミッドを置いて行こうもんなら、さ~悲劇のバトル!まず、埋もれたクルマの発掘作業。そして、石化した如くの固い雪ピラミッドの排雪。やっとのことで道路に出たと思ったら、3車線の道路は2車線に(冬期間は1車線減少)...でもって必然的に自然渋滞。

北海道は高緯度に位置しているので夏季(6~8月)、夏至の頃は日の出は早く(3時頃すでに東の空は薄明るい!)、日の入りも遅い(冬至と比べると5時間位は昼が長い!)。それで、なかなか活性化されない北海道経済の起爆プランとして「サマータイム導入を!」なんてことも、(商工会議所を中心に)ずっと以前から検討されている(実際、市内の数社が企業単位で実施)。そこで、どうせなら一緒に「ウインタータイム」なんてのも、あってイインじゃないかな...というご提案。

 

「サマータイム」は1~2時間ほど時間を進ませる具体的な時間差変更システム。この制度の導入や実施に関しては世界的にも長所短所、賛否両論あるようだが、私が提唱する「ウインタータイム」はもっとファジーでいいかげんなマインドの時間感覚のこと。「デッカイド~ほっかいど~」なんだから「ゆっくりやればイイっしょ、ほっかいど~でしょ?」ってなワケ。

夕方6時に待ち合わせて、どちらかが7時半に遅れて来たとしても「ま、イイんでないかい?」「しゃ~ないべさっ!」...そんな感じで、心に余裕を持たせる優しい時間センスがウインタータイム。この曖昧で小バカにしたようなタイムセンスがもたらす効果は、実に計りしれない。「約束の時間が!」って焦らないから、スリップ事故もなくなる。吹雪の渋滞でもイライラしたり、胃がキリンコ痛くなったりしないんじゃないかな?

 

北海道はそもそも第一次産業(農業、漁業、林業など)が基幹になっているので、自然との対話、共存は必須と言うより生活人生そのもの。だから道産子は元来、自然界のリズムに同調したノンビリユッタリ民族。この「あくせくしたって、どうにもならんべさ!」精神こそ、乱世(現代)を生き抜くヒントになりはしまいか?

例えば、時として人命まで奪ってしまう憎き冬の訪問者(豪雪)を、芸術(雪まつりの雪像、氷像)にまで昇華させた北方民族。多くの日本人の意識や思考は、かなり現代風にアレンジされた感もあるが、まだまだ捨てたモンじゃないでしょ。お尻に火が付きゃ、絶対に何とかする人たちだと信じている(まだ点火してないみたいだけど...)。

 

そうさ、「何とかなるさ!」...最後の最後まで逃げ出さなけりゃ、「どうにかなるもんだよ!」ね。

「悪しき波動は悪しきものを呑み込み、善き光の波動は善きもの光りあるものを引き寄せる」...元気になりたければ、傷付き合った者たちが互いの傷を舐め合うんじゃなくって、元気波動の場所や人の傍(中)に飛び込むだけでイイってこと。ノークレーム、ノーリターンで直球&シンプルに!

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