★ガンバレ東北!!!★ガンバレ北関東!!!

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春も三月半ばというのに雪が舞い、寒さも一段と増している中でも、北海道はこうして当たり前のように暖が取れている。そして、おいしい水や空腹になれば何不足ない食料も、暗くなれば灯りも、少なくともプライバシーを保てる空間だってある。そんな幸福や安心感が普通に、当たり前であるかのように今日もここにある。しかし、実のところそれは大自然の災害からも守られ(大前提ではあるけれど)、陰にかくれた多くの人たちの絶え間ない、そして大変な努力や献身によって成り立っている、ということを日常では我々はついつい忘れがち。

 

帰国してからはずっと、東北関東大震災の映像報道を観ている。亡くなられた方や行方不明の方々が14,000、避難場所に避難されている方々は既に31万を超えている...という、それが一体何を表した数字なのか、にわかに信じられないような報道に触れるたびに、被災者の方々の悲痛なメッセージを聞くたびに、何度も繰り返されている津波で流される家々や、燃え上がる炎と煙に包まれた街の様子を観る度に、涙があふれ流れて止まらない。被災した現地では、当然のことながら全てのものが不足している。

 

「何か直ぐにでも、何か具体的にしてあげられないだろうか!」

 

こんな時に情報に振り回されて、ただ右往左往しているだけでは何の力にもなりません。本来ならば十分にコントロールされた行政による緊急避難救助法などが発動稼働され運営されたり、本当のリーダーシップを発揮できる人間が、国民の不安を払しょくするために先頭に立って頑張る姿を見せてくれる...などといったハード面でのシステム、ソフト面でのケアも期待していたのですが、現政権では今回のような大クライシスを問題解決する、乗り越えるには荷が重すぎたということなのでしょう。

 

先頭に立つ指導者の顔が全然見えてこないのは悲しいし、残念なことですが、海外のNEWSでも話題になって賞賛されている「日本人の危機状況時における相互救助精神」つまり、「困った時はお互いに助け合う和の精神」が、極めて特徴的に高く評価されていることです。しかも、暴動も略奪もない秩序を保って忍耐する被災者の姿...海外の方々にこのような報道によって、我々日本人の善さを知ってもらったことは災いの中で救いでした。

 

具体的に何ができるかは、報道やネットによるなどして正確な情報を集めるしかありません。こんな時に震災関連で迷惑メールやデマ募金情報などとんでもないことだし、そんなものに惑わされたりしてはせっかくのエネルギーも無駄。そして、(正義感からとはいえ)自分勝手に物資を現地に送ったりすれば、現地でも戸惑うばかりだろうし「何が不足していて何が必要なのか」を、ピンポイントで供給しなければかえって「恩が仇」になってしまいます。

 

マジスパは今まで「アジアの子供たちの救済」をメインテーマに募金をしてきました。今回のカンボジア行きもその救済、募金のためでした。ところが、ちょうどカンボジアに滞在していた時に今回の「東北関東大震災」のNEWSを知ったものですから急きょ予定を変更して、皆さんからお預かりした思いやりと心のアジア救済募金を「地震、津波へによる被災地への支援」に充てたいと思います。皆さまどうか、ご理解くださいますようお願いいたします。

 

被災地でとんでもない大きな被害に遭われた皆さん、本当に心からお見舞いいたします。避難所でも寒く空腹と不安恐怖の中、何かと不自由で将来も見えないまま茫然となさっていることでしょう。でも、頑張ってください。必ず大きな支援と救済のエネルギーが届くでしょう。そして皆さま方お一人お一人が、一日も早く平和で平穏な生活が回復されることを心から願い、北の空からお祈りしています。頑張ってください東北!がんばってください東北・北関東!!!

 

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