★昨夜のボクシング世界タイトルマッチ!

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そういえば、昨日の葛西選手のジャンプも凄かったですが、ボクシング世界タイトルマッチもスゴかった!スーパーフェザー級チャンピオンのフアンカルロス・サルガド(メキシコ)に挑んだのは内山高志選手。正直、名前も知りませんでしたが、そのファイト、ファイティング精神...久々にクリーンでスッキリしたボクシングを観た、って感じでしたね。

 

内山選手は渡辺ジム所属。その渡辺ジムからは今まで5回、世界戦に挑んだらしいのですが05(4KO負け)と散々な結果。一つのジムからこれだけ世界に挑んで、世界チャンピオンが出ないのは珍しいんだそうです。

 

彼のファイトぶりは実に見事!30才にして世界初挑戦の遅咲きファイターは、最後まで決して引いたり守ったりすることなく、果敢に攻め続ける戦いぶり。観ていても一方的な試合で、最終ラウンドもリスクを押して前に出ずともポイントは圧倒的。それなのに、前へ前へ...と攻撃の姿勢は崩さない。そしてゴング間際に2度のダウンを奪って劇的なKO勝ち!

 

草食男子がもてはやされる(?)現代で、彼のような肉食男子(減量で肉食どころではないだろうな~)的、野性的なファイティングスピリットを観ると、それだけで血はタギリ、感動してしまうのです。「日本にサムライはまだ居る!」

 

内山選手...顔はちょっとばかしコワモテなんだけど、勝利インタビューの最後にアナウンサーのマイクを奪い取って、今までお世話になった人たち一人一人の名前と、感謝の言葉を話していました。それはまあ、よくある光景なんですが、出てきた名前の多かったこと。リングコメントとしては異例だったことにも彼の実直さ、誠実さを感じました...心優しきサムライ!

 

彼のお父さんは5年前にガンで亡くなっていて、彼がプロボクサーになることにはずっと反対。でも、亡くなる前に「(ボクサーとして)頑張れ!」と言い残したんだそうです。そして、内山選手の最後の言葉...「とうちゃん、かあちゃん、ありがとう...」。TVに映った涙のお母さんと一緒に、号泣しちゃいました。

 

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